前回の続きです。
もし、私の所に相談がなければ、
この1000万は後継者が払うか、
経営者の退職金から棒引きされるか、
となります。
社長が借りてもない貸付金の
約束してもいない利息で
経営者と後継者の資産が減るのは
非常につらいことです。
これほど、大きな問題は珍しいですが、
企業によって、会計処理が実情にあってなく
経営者や後継者が不利益をこうむることは
しばしばあります。
後から分かっても
対応策は限定されるので、
まずは、問題が発生しないように
後継者が会計処理の知識を持って、
自己防衛しかありません。
基礎的な知識でいいです。
そして、分からないことは
税理士さんに
「この○○は何ですか」
と、聞けることです。
ほとんど税理士さんは
よかれと思って、処理します。
社長に聞いても、税理士さんが
望んだ答えが返ってこない
と思っているので、
○○だろうと処理をします。
ですから、
正しい知識を持っている
後継者がいれば、
税理士さんもちゃんと話してくれます。
後継者・後継社長には
会計の知識は必須です。
それを学べる時間が後継者時代です。
私も会社に戻って、
最初は分からなかったです。
そして、
中小企業診断士になってから
自社の財務諸表の問題に気づきます。
その後に、税理士さんに細かいことを
質問するようになってから、
会計の精度がグッと上がりました。
自分の目指す強い財務体質が
実現していきました。
私の支援先でも
マーケティングやメンタル強化を
コンサルティングしますが、
やっぱり財務の力は全ての基礎力と
なるので、しっかり教えます。
後継者が経営者になる
第一歩は、財務が分かること
カネの話ができることです。
では、また来週