前回の続きです。
これは事業承継の研究が進んでいるためと考えます。
先週に報告した日本マネジメント学会など
アカデミックな研究も活発です。
経営学は基本的に統計学を基本としており、
上手くいった会社から、
成功要因を抽象化して
理論化しています。
マーケティング理論も
組織理論も基本的の同じであって、
事業承継も成功事例・失敗事例を
多く方が研究し、成功要因をあぶり出しています。
このAIの回答の1~6について、
首肯する経営者・後継者は
多いと思います。
でも、具体的に実行することは
どれぐらいできているでしょうか。
人間知っていることと
実行することは別物です。
ダイエットをするために
糖質制限をすれば、体重が減ることは知ってますが、
実行する人は少ないです。
勉強でもスポーツでも音楽でも同じで、
頭で知っていることを実行することは
非常に大変です。
しかも、事業承継という大きな課題を
自分だけでやることは、負担が大きいのです。
例えるなら、オーケストラの指揮者が
全部の楽器を演奏するようなもので、
非常に難しいです。
だから、事業承継を成功し、会社を発展させるには
様々な人の協力が必須です。
チャットGPTの回答は日々進化しているので、
2週間後に同じ質問をすると
答えが進化しているでしょう。
しかし、実行するのは
経営者と後継者です。
それをサポートする専門家です。
活用できる技術は使いつつ、
現実の経営に活かしていきましょう。
では、また来週。