あるテレビ番組でこんな話がありました。
ある老舗企業の8代目の当主が
「当社の独自の作り方は約100年前の5代目が
当時の常識を打ち破って作りました。
経営危機に面した時に、従来製品で使った技術を
別の分野、つまり今の業界に応用しました。
その時にやり方や考え方は受け継いでいます。」
と言ってました。
老舗企業が強いところはピンチを切り抜けた知恵と経験を
次に伝承していることです。
どんなビジネスでもいいときと悪いときがあります。
会社を末永く続けるためには
ピンチを乗り切った経験を次に活かすことです。
創業社長は、その経験の中で何度もピンチを跳ね返して会社を成長させました。
売上が上がり、人が増え、様々な成功と失敗を経験することで
ベテラン経営者となって安定した経営を実現しています。
新人経営者は経験不足から
「やってはいけない失敗」をすることで、
事業承継直後に大きなピンチを招くことがあります。
先代から若社長へのバトンタッチで失敗があっても、
個人としてはやもえないかもしれませんが、
会社として大きなミスをしてはいけません。
ですから、
昔から長く続く商家には家訓があって、
失敗を避けて成功に近づく知恵を残しています。
続きは次回の配信でお伝えします。