昨年、親交のある川口菜旺子社長の「社長の卒業式」に参加して参りました。
川口菜旺子社長は株式会社シュウ・カワグチの3代目社長として約20年立派に経営されてきました。
株式会社 シュウ・カワグチ
https://www.chumon-fuku.co.jp/
先代のお父上の病気によって、急遽会社を引き継ぐことになり、
多額の借金や業績の厳しさなど多くの苦難を乗り越えてこられました。
私のポッドキャストでお話を聞いており、
ドラマのような内容に驚かれる方も多いと思います。
詳しくはこちらから
you tube https://www.youtube.com/watch?v=gecsTZk6VXU
音声 https://podcast4.kiqtas.jp/2daime/archives/2020/07/163-2.html
その川口社長が事業を息子さんに事業承継して、約200名の関係者を集めて卒業式として開催されました。
これはとても重要なことです。
事業承継を社内外にしっかり伝わるためです。
私も社長になるとき、社長交代式をやりました。
大阪駅前のホテルで100名集めて開催しました。
リーマンショックの翌年だったので、
ある参加者から
「こんな不景気なときに、ホテル借り切って豪勢やな~」と言われました。
コストはかかりましたが、かけた費用の意味は充分にありました。
後継者の視点でみると
「今日から私が社長」
「今から全責任を私が背負う」と覚悟が決まるからです。
社員やスタッフから見るとこれから「社長」と呼ぶ人が変わります。
そして、最終決定者が変わることを明確に意識します。
これが重要です。
事業承継前後では「誰」が最終意思決定者が曖昧な時期があります。
その曖昧さが経営者と後継車の意識の齟齬を生み出し、問題が発生します。
これにより、社内が混乱すると後継社長がとてもやりづらくなります。
続きは次回の配信でお伝えします。