前回の続きです。
その理由として、
退職の主な原因は「思っていた仕事内容と違った」「人間関係」だからです。
(リクルート調べ)
もちろん、「給与の低さ」や「待遇の悪さ」も理由に挙げられますが、
それらが積み重なった結果、退職に至るケースが多いようです。
では、中小企業の後継者や後継社長として、
これから若手を採用する際にはどのようなことを考えるべきでしょうか。
まず、会社の業務内容をしっかり理解してもらうことが重要です。
大企業であればどんな仕事を担当するのか明確ではありません。
また、部署異動もあるため希望しない業務に就く可能性もあります。
一方で、中小企業は組織が小さいため、
どのような業務を担当し、何を任されるのかが明確です。
ただし、注意すべき点として、
中小企業ならではの特性として決められた部署以外の業務を手伝うことや
人手不足の際に異なる業務を担当することもあります。
そのため、経営者や後継社長は現在働いている社員の業務をしっかり把握し、
1日のタイムスケジュールや年間予定を具体的に可視化し、
データ化しておくことが重要です。
若手社員は経験が少ないため、「わからないこと」が多くあります。
そのため、丁寧に説明し、理解してもらうことが特に重要となります。
かつてのように「やりながら覚える」というスピード感では通用しません。
仕事も人の成長も社会の変化と同じくらい速い時代になっているためです。
もし今年、若手を採用する予定があるなら
今から「入りやすい」環境づくりを意識して準備してください。
それでは、また来週。





























