アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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親は越えてほしいと願うもの

「シニアはジュニアに自分を越えてほしいと願っているものだ」

以前私の所属する中小企業診断士の若手の全国集会が東京で開催された際に

基調講演で「はやぶさ」の開発リーダーである川口教授がご自身の体験から話された言葉です。

川口教授は今では、日本の宇宙開発の第一人者でいらっしゃいますが、

かつて若手研究者であった時に、様々なプロジェクトに関わって、そしてはやぶさの責任者に抜擢されました。
はやぶさについて、皆様ご存じとおり、多くの困難がありながらも、研究者の情熱と

高い技術力で世界初の地球外惑星からサンプルを持ち帰ると言う偉業を成し遂げました。

多くの困難がありましたが、最大の困難ははやぶさを小惑星に着陸させるかどうかの判断でした。

川口教授は責任者として、これを判断する立場にあったのです。

当時、はやぶさは小惑星イトカワに到着するだけでも満身創痍でした。いくつかの故障が見られ、

着陸するのは難しいミッションでした。
ちょっと想像してください。

彗星は宇宙空間では時速何千キロのスピードで動いています。

それにむけて、何万光年ななれた、地球から遠隔操作して正確に着陸することは神業にひとしいと思います。
そのときに、川口教授の先輩研究者(シニア研究者)がこう言いました
「ここまで、たどりついただけでも十分な成果だ。無理せずに地球に戻そう」

責任者の川口教授は悩みました。

シニアの意見は至極もっとも。確率論で言えば、無理して失敗するより、

はやぶさを帰還させることで、日本の技術力も証明され、JAXAの権威も保たれる。

もし、失敗してはやぶさが帰還できなれば、どんな非難にさらされるか想像に難くない。

しかし、川口教授は「着陸」を決断します。

その理由は

「そもそもの目的は惑星に着陸して、戻ってくること」

「そのための能力は十分にあるし、技術的も可能」と

いうものでした。
結果はご存じのとおり、小惑星イトカワに着陸し、

地球に戻るという世界初の偉業を成し遂げました。

(はやぶさ本体は大気圏で燃えましたが、カプセルは戻った)

そして、川口教授は最後に上記のように、おっしゃいました。
シニアの経験では無理せず帰ることが技術の限界と思っていた。

でも、ジュニアの自分は着陸して帰る自信があった。

その次の未来を作るのがジュニアの務めでもあったと。

つまり、後継者の皆さんから見ると

現経営者(親父)は後継者(息子)に自分を越えてほしいと

思っていることです。
その過程において、意見の相違や様々なことがあるでしょうが、

後継者が現経営者を超えるような勇気と実行をしつづけることは

最終的に参道を得ることができます。
だから、後継者らしく成功することを目指してください。

気をつけることは今時点で、越えたや越えないではなく、

後継者が経営者として十分に成長した時の比較であることも覚えてください。

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