前回からの続きです。
A氏のように
「うちは景気が良くなれば、それで儲かるからいいんです」
では、社員は景気が良くなるのを待つばかりです。
でも、A氏が経営者として、どうしてそのような
発言をしているのでしょうか。
それは本人も無自覚ですが、
心理の根底に
「自分は会社を継がされた」
とか
「自分は会社を継いでやった」
というような思想があります。
つまり、自らの選択で
後継社長を選んだと思っていないのです。
自分で選んでいないと思っている
人生を歩む人は、その日々に向き合えません。
どこかで、他人ごとになってしまいます。
それでは、経営者として覚悟が足りません。
倒産というライオンが背後から追いかけてくるので、
必死に逃げる。早く逃げる手段、安全な場所に行く方法
を考えて、実行します。
でも、これは無自覚なのです。
特に小さいころから「跡取り」として
育てられた人ほど、気が付きません。
だから、
そんなとき、後継者コンサルティングの私は
こういいます
「もし、すべての選択肢があなたの一存で決めれるとして
会社を引き継ぐ場合、会社員になる場合、いちから起業する場合。
それぞれ、仕事やプライベートはどうなると思いますか」
それぞれについて、詳細にシュミレーションします。
さて、どんな結果になるかは、このシュミレーション
を受けてのお楽しみです。
でも、間違くなく、自分の選択で自分の人生を
歩めるようになります。
ではよい週末を