【第102回】ポッドキャストが配信されました。
すべては、正しいことであるが、厳しい時期もあった。
【第102回】ポッドキャストが配信されました。
いよいよ連休も終盤。
帰省している方も
仕事している方も
今年のゴールデンウィークが終わります。
十分楽しんで、味わって下さい。
仕事の方は、ばっちり働いて目標を達成しましょう。
先月の
「事業承継コーチ養成講座」の説明会ですが、
多くの方にご参加いただき、
ありがとうございました。
後継者ならでは悩みが
たくさんあるにも関わらず
誰に相談していいのか?
何を聞いていいのか?
それが分からないという方が大半です。
そうなんです。
私のかつて、後継者時代に
会社に問題あって、改善したいけど
ちっとも改善できない状況にいら立っていました。
これは、後継者特有の状態です。
後継者なりの将来を考えて
「会社はこうしたほうがいい」
と真剣に考えた改善案が
現経営者や従業員に理解されない。
それどころか、邪険にされる。
それがとても辛いことで、
それが続くと
提案を受け入れられないだけなのに、
自分を否定されている気分になります。
しかし、それを見せないために
怒ったり、または、平然としたふりをします。
でも、問題は解決しません。
先送りするだけです。
続きは金曜日に。
前回からの続きです。
それまでは伝統的な人の手だけを使った作り方から
体力的にきつい作業を機械化したのです。
魚を洗うにして、
桶で何倍も水をためては捨てる。
それをほぼ1日中やれば、大変な重労働です。
洗った水も床に捨てるので、
作業場はいつもじめじめして、魚臭かったそうです。
これを、作業場の天井に水道管を引いて、
作業場所の真上に水道の蛇口をつくり、
その場所で底が開閉できる桶の使って洗い、
排水をそのまま、排水溝にそって
流せば、効果的で衛生的です。
そこから、床はきれいで、魚臭さも減ったそうです
今聞けば、なんてことはない
作業効率化です。
先代は当時としては珍しく大学で工学部を
卒業し、機械に詳しかったためです。
でも、その当時はこれをするだけでも、
先々代と先代は議論したそうです。
美味しいものを作るには楽したダメだ。
という意見でした。
確かに美味しものを作るに楽はしては
いけないですが、品質を安定化させ、
作業効率を上げることは経営者には
必要なことです。
先代は、先々代と衝突しながらも
工場を近代化し、大きくさせて、
今の繁栄の礎をつくりました。
後継者や後継社長の皆さんには
常々考えてほしいのです。
今は常識となっていることでも、
後から考えるとちょっとした工夫で
大きく変わることがあります。
自社にとって、チャレンジすることは
どの部分でしょうか。
老舗にあって、老舗にあらず
いい言葉です。
では、良い週末とGWをお過ごしください。