阪神大震災について
毎年、1月17日が近づくと
当時のことをメルマガでお伝えし、
震災の記憶を風化させないよう、
そして、今の日常を感謝するために
特別に書いています。
ご了承ください
1月17日の早朝に
激しい揺れで目が覚めました。
私は京都の下宿へ前日に帰ったばかりで
その17日が大学の期末テストのため
遅くまで勉強し、就寝しました。
明け方の大きな揺れで目が覚めましたが
あまりに下宿のアパートが横揺れするので、
布団から動けずに、ただ地震がおさまるのを
じっと待っていました。
今でも、あの揺れを思い出して、恐怖を感じます。
被災直後ではなく、数年後のことです。
サラリーマンを経て、実家の会社のもどり
飲食店を経営しながら、
コンサルを始めたばかりのころ
神戸の企業を訪問し、経営状況をヒアリングする
という仕事をやりました。
寒い時期でしたが、1日5~6社ほど
アポをとって、会社を訪問し30分ほど面談するなかで
経営者ごとにいろいろな主張があり、
経営に対して様々な価値観がありました。
そのときに、ある経営者が
「先生、あんたは若いけど、しっかり働かないとあかん。
人間は働かないとダメになる。
実際震災後に補償金やなんやらで、しばらく働かなかった人は
みんなダメになってしもた。
働いてヒトの役立つことが仕事やとおもうし、
震災で生き残った我々ができる恩返しちゃうかな~」
その当時は、この社長の言葉は頭では分かっていたのですが、
腹落ちしたとは言えませんでした。
続きは金曜日に。