アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

記事一覧

「高付加価値の製品なら継ぎたくなる②」

前回からの続きです。

 

私はコンサルティングで常々お伝えしている
マーケティングの根本は
中小企業は品質が高いものつくり、高く売る
ということです。

 

そして、品質の高い製品を作り、
ブランドを高めると、会社へのイメージがよくなり、
後継者のそのいいイメージで、会社を見ます
社長は会社のことを全て分かっていますが、
会社に入る前の後継者は何も見えません。
むしろ、悪いところが目につきます。
だから、継ぐという決断が遅くなるのです。

 

そうなる前に、
自社のイメージを高めておく、
単価の低い製品ではなく、高いの製品を売る

 

これこそ、後継者が会社を継ぎたくなるための
分かりやすい方法です。

 

皆さんの会社はいかがでしたでしょうか。

 

品質を高め、企業ブランドを高める、
そのための方法を実行する。
これは現経営者でも後継者でも
必要な行動です。

 

歴史に学ぶことは、まだまだあります。
事業承継をする企業は特に!

 

今日も頑張っていきましょう。

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

btn_merumaga_on

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!

記事一覧

【第177回】ポッドキャストが配信されました

【第177回】ポッドキャストが配信されました。

 

「自分の代で店を閉めて良いのか。撤退に悩む後継社長の葛藤について:久後石油株式会社 代表取締役 久後勇人氏 インタビュー【解説編】」

 

どんなビジネスでも、良いときと悪いときがあります。
それが、業界として厳しい状況になった時、経営する立場として
店舗や事業・製品などを撤退しなければなりません。
しかし、先代から引き継いだ店舗や事業・製品だったら、
簡単に決められるモノではありません。
事業を引き継ぐモノであれば、誰でも体験する、
撤退時のポイントと心理について解説します。

 

ぜひお聴きください。

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!

記事一覧

「高付加価値の製品なら継ぎたくなる①」

先日、船鶴京都・鴨川リゾートで
老舗茶舗 上林春松店代表の上林秀敏氏から
お茶の歴史や現状を学んできました。

 

私が一番驚いたことは
宇治抹茶の茶畑は若い生産者が
多く、事業承継には困っていない
ということでした。

 

第1次産業は後継者問題が深刻です。
私も多くの農業の後継者とお話していますが、
3K(きつい、きたない、危険)のイメージが強く
休みもなく、収入も十分でない。

 

だから、実家の農家を継ぐのではなく
サラリーマンで働いている。
そんな方が多い。

 

それなのに宇治抹茶の農家は違う。

 

お茶畑全体としてはどうだろうか。
まずは、収穫高については
年々低下しています。
特にお茶畑の面積が低下しています。
主な産地は静岡と鹿児島ですが、
この了見ではお茶畑農家が廃業しています。

 

やはり、第1次産業の厳しさがあります。

 

では、宇治ではどうか。
お茶の収穫量は微増だそうです。
日本全体が低下しているのに、宇治だけ増えている。

 

宇治の生産量自体は全国の約4%で、
多くはありません。

 

しかし、宇治抹茶には他の地域より
製品単価が圧倒的に高いのです。

 

品質がいいこともありますし、
これまでブランドを高めてきたこともあります。

 

ただ、このブランドも勝手にできあがったのでは
ありません。

 

宇治抹茶の生産量はたくさんつくれない。
静岡や鹿児島には量では対抗できないので、
質を高めることで、差別化を図りました。

 

つまり、品質を高め、高級品を目指したのです。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

btn_merumaga_on

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!

ページ移動

sp