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「リーダーとしてのあり方」

先日の私のセミナーに参加された方が
事業承継を経験された経営者でいらっしゃいました。

 

事業承継コーチ養成講座第2期体験セミナーでしたので
内容が専門家向けでしたから、
その方には申し訳ないとおもいながら、
進めておりました。
最後の質問の時間に
私の方から、ご自身を事業承継の経験を少し
伺ったところ、
出るわ出るわ、事業承継のエッセンスが。

 

後継者の相談でよくある内容なので、ご紹介させてください。
おじいさまが創業さえたA社があり、
さらにお父様が新事業でB社もあり、
二つ分の事業承継をされた方でした。

 

大変ご苦労された方なのに、
非常に温和に話されている姿を見て、
どんなにピンチでも、
この雰囲気が会社を存続させたのかと
思います。

 

全ての会社には
いいときと悪いときがあり、
10年に一度ぐらい大ピンチがきます。

 

その時のリーダーとしての
「あり方」が問われます。
重要なことは、その時に
起こった全てが自分事であり、
責任は自分になること。

 

現状を嘆くよりも、
どうやって対応するかを
冷静に粘り強く振る舞うことです。
その方は数億円の借金があり、
その原因はA社が斜陽産業で、大赤字でした。
早く事業を精算すれば、傷は浅かったはずですが、、
先代がそれを先延ばしにしたので、
借金が増えてしまいました。
(心情的には分かります)

 

世の中の流れがあるので、
斜陽産業の会社の事業承継では
事業の転換が重要です。
事業の撤退は経営者として最も難しい仕事です。
私も自分の会社では引き継いだ時点で借金があり、
本業の婦人服販売店を拡大させたものの、
時代の流れで、やもえず
赤字になるまえに、縮小・撤退しました。

 

小さな小売店でも、その店をたたむことは
とてもストレスを感じますし、会社にもダメージがあります。
場合によっては、担当した従業員を全員解雇もしました。

 

しかし、ビジネスとして難しいのであれば
大赤字になるまえに、撤退しなければなりません。

 

その時に
「赤字だから撤退する」
は事実して伝えなければなりませんが、
そこに至るまでに、収支を開示し、
撤退する場合の時間とコストの期限を区切り、
撤退した後に従業員の処遇も考えなければなりません。
この社長の場合は、
数十年続いたA社を潰すのは
非常に苦しいことだと思いますが、
やらなければ、好調なB社まで
潰れしまいます。
その時に
「すまないが、会社を精算する」
と、後継社長が言わなければなりません。

 

確かに自分自身の責任は多くないかもしれません。
先代や先々代の方が責任が重いかもしれません。
でもそこで、決断し、責任をとって、
厳しい言葉も受け止めることが
後継者としてのあり方でしょう。

 

会社を引き継ぐことはいいことばかりではありません。
しかし、悪いことばかりでもありません。
私は総合的に見ると、いいことが多いと感じています。

 

後継社長にインタビューをしていても、
多くの方がそう言われます。
だからこそ、後継社長としてのあり方を
知っておいて欲しいのです。

 

年末に差し迫り、
後継者としての本質を改めて
感じることができました。

 

では、よいお年を

 

 

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