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「人材の配置や育成を常に考える①」

さて、前回に引き続き
平安伸銅工業株式会社 竹内 香予子 社長の講演にて

 

業績が大きく低下し、人材も少なく、
会社を立て直すには、厳しい状況でした。

 

それでも、やらなければ
会社に未来はありません。

 

やるべきことは、
会社の未来を切り開く「新製品の開発」です。

 

そのために、竹内社長は
社内の効率化と取引条件の交渉によって
7000万円の資金を生み出しました。

 

ここから今回の内容です

 

少し時間をさかのぼり、
上記の社内の効率化や取引条件の交渉は
会社の「改善」活動です。

 

より良くするための活動です。

 

業歴に長い会社ほど、今まで方法を
変えることに抵抗があります。

 

頭では分かっていても、その変化で生じる
デメリットが怖いと思うためです。

 

これは、通常の心境だと思います。
だから、既存業務の社員では難しかったので、
その業務をやっていない人材を抜擢しました。

 

竹内社長が経営の効率化と改善の重要性を説いたことで
その社員も理解して、一生懸命に行動しました。
そして、上記の成果が出せたのです。
そして、竹内社長が念願の新製品の開発へ。

 

それまでの改善を頑張ってくれた社員に
「今度は商品開発を一緒に頑張ろう」
と、言ったところ、意外な反応が返ってきます。

 

「それは、ちょっとできません」

 

喜んでやってくれると思っていたので、
竹内社長にとって、とてもショックでした。

 

実際に新製品の開発のプレゼンさせても、
いい案は出てきませんでした。

 

そこで、竹内社長が分かったこと
効率化などの「改善」活動ができる人材と
新製品の開発など「創造」活動ができる人材は
全然違う!ということです。

 

落ち着いて考えると分かりそうですが、
中小企業の人材不足の現場にいると、
○○ができたから、次は○○ができる
と考えてしまうことは、しばしばあります。

 

結局は新製品の開発は
別の人材を社外から中途採用されました。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

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