少し前ですが、
地元のセミナーで
二宮尊徳(金次郎)さんの
7代目子孫である中桐万里子さんに
お会いしてきました。
二宮尊徳さんはご存じの通り
薪を背負いながら本を読んでいる少年の像として
小学校などに銅像がありました。
(今はあまり見かけませんが・・)
私も小さい頃に勤勉な人の代表として、
教えてもらったと記憶しています。
長じてからは、後継者時代に
経営者のあり方として二宮尊徳さんの考えに
しばしば触れることがありました。
私が最も覚えていることは
「道徳のない経済は罪悪であり、
経済のない道徳は寝言である」
ということでした。
現代の経営者に置き換えると
会社を経営するに当たり、
理念実現や誰かのためになる仕事が重要で、
同時にお金を稼いで分配することも重要だ。
という意味だと私は考えています。
その二宮尊徳さんの障害は波瀾万丈でした。
豪農の息子で裕福に育つ
↓
水害で全ての田んぼを失い貧しい生活になり、
両親が失意の中で他界する
↓
尊徳は昼は農作業、夜は書物を読み
勤労・勤勉を続ける(銅像のように)
↓
田畑を取り戻すために稼げる農業を実行し、
25歳でかつて以上の地主になる
と、見事なV字回復です。
さらに、二宮さんのすごいところは、
自分だけでなく、周囲の農民の暮らしもよくするために
農業指導をして回ったのです。
その村の数は約500。
40年ほどの間ですから、すごい数ですね。
ある意味、私と同業のコンサルタントだったのです。
続きは金曜日に。