アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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エコトーン ②

前回の続きです。

理由は二つ
・先代経営者の持っている経験や知恵が引き継げない
・社員が変化のスピードについてこられない

長く経営してきた経営者(先代)には、
ピンチを切り抜けてきた経験があります。
成功した経験より、失敗から学ぶことの方が
本質的であり、現在でも活用できる知恵です。

その知恵を、受け継いで経営することで
老舗企業はそうやって長く反映しています。
なぜなら、経営者というのは、非定型的な決断が求められます。
明確な正解が分からない状況で、
AかBかの選択に必要なことは
情報収集と経験からの決断力だけです。

この経験が後継社長に少ないことは
当たり前です。

だから、先代は会長など役職になって、
必要な経験と知識を次世代につなげるが
会社を末永く発展させるために必須です。
昔は「ご隠居」ということで、成立してました。

現在の中小企業としては、
社長が替わっても、会長がいることで、
会社組織として継続性を示すことが
社員に安心感を与えることにもなります。

二つ目の社員が変化のスピードについてこれないのは、
人間は変化に弱いため、不安になり、
その不安を見せないために、反発する
という、メカニズムがあります。

表面上は反発する社員の主張を
解決しようとするのですが、
それでは、根本的な問題解決にはなりません。

変化のスピードについてこれるようにする
そして、その人物に安心感をああ耐えることが
後継社長の役割です。

その時間がエコトーンであり、
境界地帯です。

事業承継の期間を
陸でもなく、海でもないと
考えれば、皆さんなら
どのように活動できるでしょうか。

今週も頑張って行きましょう。

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