前回の続きです。
つまり、後継者候補に「後継者候補」と伝えるときには
一人に絞って、その候補に社長教育することが重要です。
従業員と社長とは全く別の景色になります。
課長から部長になるとは全く違います。
実はこの感覚は社長をやったことのない従業員には
全くイメージできません。
誰でもやったことのない事は分からないものです。
ですから、後継者候補一人でも
社長としての考え方や振る舞いを教えるのが難しいのに
それを複数人に伝えるのはかなり難しい。
親族承継であれば
最初から息子や娘と決まっているから
社長の経営への想いや大切な理念を何度も何度も伝え続け、
時に反発しながらも分かっていきます。
ですから、
従業員承継の場合も社長が一人に絞ることが大切です。
それこそ社長の決意の表れです。
事業承継は経営者の覚悟も試されてますね。
では、また来週