こんにちは
製造業(印刷業)を営むAさんは、自身の社長時代を振り返り、
「売上は引き継いだ時の3割しか増やせなかった」と自嘲気味に笑います。
しかし、その中身は驚くべきものでした。
変化の激しい印刷業界において、
DX(デジタルトランスフォーメーション)をいち早く推進し、
ビジネスモデルそのものを時代に合わせて再構築したのです。
激動の25年、会社を存続させ、次世代へ繋いだその背景には、
ある「マインドの決別」があったといいます。
ナンバー2の「二面性」という呪縛
Aさんは言います。
「後継者時代は無意識にナンバー2の振る舞いを自分に課していた」と。
ナンバー2(後継者)には常に2つの顔が求められます。
社長(先代)の代弁者:社長の意向を噛み砕き、従業員に納得させる顔。
従業員の代表:現場の声を吸い上げ、社長に直言する顔。
この「板挟みの調整役」としての振る舞いは、組織を円滑にするためには不可欠なスキルです。
しかし、いざ社長に就任した時、この成功体験が「足かせ」になることがあるのです。
「決める、命じる」というシンプルな覚悟
社長になった瞬間、求められるのは「調整」ではなく「全責任を負う決断」です。
従業員の顔色を伺う「代表者」ではない。
先代にお伺いを立てる「代弁者」でもない。
どんなに小さな決定でも、あるいは会社の命運を左右する大きな決断でも、
「自分が決め、自分が命じる」。
この極めてシンプルで重い「経営者としての振る舞い」にマインドを100%移行できるか。
ここに覚悟が決まるかどうかが、新社長としての第一歩となります。
続きは次回の配信でお伝えします。





























