こんにちは。 次世代経営協会 理事長高橋秀仁です。
先日、ある経営者勉強会に参加した際、非常に印象的な場面に出会いました。
今日はそのエピソードから、これからの日本の中小企業に欠かせない
「バトンタッチ」のあり方についてお話しさせていただきます。
75歳経営者が社内の「DX」を率先して実行していました。
その勉強会で熱弁を振るわれていたのは製造業を営む75歳のA社長でした。
A社長の驚くべき点は、その圧倒的な学習意欲と行動力です。
最新設備の導入では真っ先に試用してみたり、
DX(デジタルトランスフォーメーション)についても導入業者に詳しく聞き、
40名の社員の誰よりも「自分が一番使いこなしている」と豪語されるほど。
そのバイタリティと柔軟な思考は、
50代・60代の経営者たちが「なかなか現場が新しいやり方に馴染まなくて……」
と悩むなかでひときわ輝いて見えました。
自ら仕組みを作り、数値で改善を証明する。
まさに「生涯現役」を体現する、尊敬すべきリーダーの姿でした。
しかし、A社長が会場を後にされた後の懇親会で少し複雑な空気が流れました。
残った経営者仲間たちが口々に漏らしたのは、称賛と同時に切実な不安と心配でした。
「A社長はあんなに素晴らしい。でも、あの後はどうなるんだろう?」
「右腕の役員の方に今のA社長と同じような経営ができるのだろうか?」
「円滑なバトンタッチの準備は進んでいるのだろうか?」
実は、これが今の日本中の経営者仲間たちの間で、
密かに、しかし頻繁に交わされている会話のリアルな姿です。
65歳、70歳を超えてもお元気で知恵と経験を会社に注ぎ続けることは素晴らしいことです。
私自身、その姿勢には大賛成です。
しかし、長寿企業の歴史を紐解くと、共通する「鉄則」があります。
それは、「後継者を育てるノウハウを持ち、それを経営者の責務として最優先している」
という点です。
続きは次回の配信でお伝えします。





























