アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

記事一覧

「モノを売らずに稼ぐ中小企業の事例」①

すっかり暖かくなりました。
天気がいいと汗ばむぐらいです。

 

今週初めて民泊に泊まりました。

 

東京出張ではいつもビジネスホテルですが、
今回は予約が取れず、どうしようかと思っていたところ、
友人が経営する民泊に泊まることができました。

 

世間で話題になっていますが、
泊ったことがなかったので、
とても良い経験でした。

 

民泊でもいろいろな形があると思いますが、
私が泊まったところはペンションのような感じで、
靴を脱いで、部屋で過ごせますし、広いので
いつもよりリラックスできました。

 

民泊も十分に宿泊施設の選択肢になりました。
特に連泊するのはお得で、世の中にニーズにあっていますね。

 

さて、先週にモノを売らずに稼ぐとブリジストンについて
書きましたが、皆さんからいろいろメールやお声を頂戴し、
嬉しく思っています。

 

何人かの方から、大企業の事例もいいけど
それを中小企業にしてくれないと実感がわかないと
いただきましたので、
今回はモノを売らずに稼ぐの中小企業の事例をお話しします。

 

ある花屋さんの場合

 

商店街の花屋の2代目Fさん。
地元の花屋として、店舗での小売りをしながら、
企業や学校関係での法人のお花の注文を配達していました。

 

Fさんは事業を引き継ぐ前から
業績は少しづつ低下していました。

 

店舗での小売りが売れないのです。
なぜなら、商店街からお客様が減っていき、
周りの店舗が撤退するので、ますます寂れる
悪循環です。

 

それでも、法人のお客様の注文でなんとか
やれていました。

 

ある時、大口の顧客からの注文が
他社にとられかねないという情報を聞き、
Fさんは血相を変えて、その大口顧客の懇意にしている
総務部長に面会しました。

 

総務部長はFさんとのこれまでの経緯は理解しつつも
他社がFさんよりも安い見積もりを持ってきたので、
現在検討中とのことでした。

 

Fさんは愕然としました。
他社はFさんより少し安いだけです。
Fさんも同じように値引きをすれば売れますが、
ただでさえ低い利益率がもっと低くなり、
即断で返答ができませんでした。

 

帰り際に、大口顧客の店頭に飾っている
Fさんからの仕入れた花がしおれていました。

 

確か3日前に納品したので、
そんなに早くダメにならないと思い、
花瓶の中身を除くと、水が濁っていたのです。

 

受け継の方に聞くと、
花を長持ちさせる栄養剤がAとBあるのですが、
いれ間違えたようです。

 

Fさんはいつも1週間は持たせています。

 

きれいな花も3日でダメになるようでは、
会社にとって、いいことではありません。

 

そこで、Fさんは気づきました。

 

何に気づいたのでしょうか?

 

続きは金曜日に。

 

 

btn_merumaga_on

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!
sp