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「自分の方針を実現するために外圧を活用する」①

夏休みが終わりましたね。
当社のスタッフでも
子どもたちの宿題が終わったかどうか
話題になってました。

 

長い期間の休みが終わると
その分の宿題をやらなければならない。

 

今日は
「HACCP」についてお話します。

 

HACCPとは
食品等事業者自らが食中毒菌汚染や
異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、
原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、
それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、
製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。

 

簡単に言いますと
食品の安全を保ち、継続的に経営する手法です。

 

食品の安全といえば、
「当たり前」ですが、
その当たり前が異物混入などで損なわれたら
食品製造業としては致命的です。

 

しかし、そのための会社の仕組みとして
取組は中小企業の食品業界では
あまり実践されていません。

 

いままで、問題がなかったから大丈夫と
思っていると、突然問題が発生することに
なるかもしれません。

 

それを未然に防ぎ、
誰がやっても、安全に製造ができるように
品質を安定させるための
手法がHACCPです。

 

今後、食品製造業にはこれに準拠することが
義務化されるので、対応を検討している企業も
多いと思います。

 

特に、大手企業と取引がある中小企業や
海外に輸出している中堅中小企業は
重要でしょう。

 

もし、このような企業であまたが後継者なら
このHACCPをいい機会ととらえることができます。

 

業歴が長い企業ほど
改善や改革が難しいです。
これまでの成功体験が社内で優先されるためです。

 

しかし、このような制度として制定されたものには
従わねばなりません。
中小企業からみれば外圧です。

 

この外圧を活用して、
後継者が食品の安全性を高めたり、
製造効率を高めることに取り組めます。

 

HACCPには、製造工程の改善も含まれるので、
このプロジェクトリーダーを後継者が担当し、
プロジェクトメンバーに各部署横断的な人材を
集めることで、リーダーとして
経験もつめるのです。

 

私も後継者がリーダーとなった
プロジェクトを支援していますが、
その過程で後継者が経営者視点で
成長することが分かります。
そのために必要な正しい方法をお伝えしてます。

 

詳しいやり方は
次回にお伝えします。

 

夏休みの宿題も期限という
外圧があるから、やるんですよね。
これが先生に提出しなくていいと
言われたら、やらないと思います。
それと一緒です。

 

続きは金曜日に。

 

 

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