前回からの続きです。
「Tさん、あなたのイメージでしっかり経営できる社長の給料は
どのぐらいですか」
「月に100万、いや200万ぐらいでしょうか」
「そうですね、いい感じです。正確な統計はなく、
あくまでも肌感覚ですが、一般的に黒字の中小企業の経営者の
役員報酬は2000万から3000万と言われています」
「でも、うちみたいな小さな会社では、もっと少ないのでは・・」
「いいえ、役員報酬を最終的に決めるのは会社の利益です。
中小企業であれ、個人事業主であれ、成功している経営者は
これぐらいの利益はしっかり残しています。規模の大小は
このぐらいの利益なら、関係ありません。
売り上げ20億円の企業で役員報酬が3000万も
売り上げ1億円の企業の役員報酬が2000万も十分にありますよ」
「そうなんですね」
「ですから、今すぐではなくても、この水準に会社の利益を
出すために、何年で達成するか。どんな経営をするか。
これが重要です。利益からご自身の役員報酬を計算することが
大切ですよ」
「分かりました。さっそく、帰って検討します」
後継社長が考えるのはまず会社という全体の利益や資金であり、
その後に自分の報酬を得るという基本概念さえ、
身につけておけば大丈夫でしょう。
こんな身近な悩みにも私のコンサルティングでは
適切にお答えしています。
では良い週末をお過ごしください。