前回からの続きです。
素晴らしい2代目経営者の方々でも
先代がいつまでも社長でやりたいことができないと
ジレンマに陥っています。
星野リゾートの星野社長にしても
御尊父とかなりやりあったようです。
私もかつては父親と激しく対立しました。
今振り返っても、成果を出すのに焦っていました。
自分の存在価値を示そうとやっきになっていました。
それでも、この会社で自分が生き残るには
やめることよりも、どうやって成果を出すかに
意識を向けていました。
とはいえ、この相談者はかなり悩んでいました。
その悩みはビジネス的には
何をやりたいけど、社長(父親)に反対されてできない。
前に進みたいのに、妨害されていると
感じているためです。
そこで、この相談者に。
「あなたの会社でやろうとしていることは
100%のうち、何%ぐらいできていますか」
「30%ぐらいでしょうか」
「そこそこ、できてますね。では、それを40%にするには
何をすればいいでしょうか」
「あと10%だとすると・・・・」
このように、あと少しだけできることに注視すると
今やろうとしていることの進捗を感じることができます。
こうやって、時間をかけて「やりたいこと」を
実現させることを後継者の皆さんを意識してください。
急ぐ必要はありません。
着実に少し時間を要しても、
やりたいことを自分の会社で
実現することに意識を向けましょう、
このようなコンサルティングの方法も
セミナーでは話しています。
今週末は大阪の造幣局の通り抜けに行く予定です。
では良い週末をお過ごしください。