先日、ある事業承継に関わっているコンサルタントに
「事業承継のひとつのあり方に顧客承継がある」
、
と、お聞きしました。
顧客承継とは
ある会社の顧客を別の会社が引き継ぐことです。
私が後継者にお伝えするときに
事業承継で何を引き継ぐのかと言えば、
顧客と従業員が重要です。
それを、まずは100%引き継ぐことで
社長が替わっても、法人としては安定的に
経営できるためです。
よくある事業承継の失敗例では
後継社長になった途端に、取引先が
離反して、業績が厳しくなる場合があります。
これでは、後継社長として、
引き継いだ意味が半減していしまいます。
ですから、現在の顧客をまずはそっくりそのまま
引き継いで事業承継後は安定的に
経営することが大切です。
会社にとって継続性は重視すべき事です。
そこで、
上記のコンサルタントは
自社の顧客を引き継ぐだけでなく、
近隣や同業の会社が廃業するならば
その顧客を引き継ぐということです。
続きは金曜日に。