前回からの続きです。
マニュアルや、チェックシートを作成して、
確認することは社長の仕事です。
しかも、このマニュアルやチェックシートは
結果を管理するモノではなく、
やり方やプロセスを管理するモノとして
使用しなければ、意味がありません。
上司も部下もやり方を確認でき、
臨む成果がでると、
何度でもできる再現性が高まります。
経営者にとって部下の行動の再現性こそが
会社の力と言えます。
そして、経営者として最も重要なことは
チェックシートは「できること」前提に作られていることです。
つまり、何回かやればチェックシートは満点にならないと行けません。
それぐらい、簡単でなければ、ヒトはやらないのです。
心理学的にも「できないかも」と思ってチェックシートに
向かい合うと、できない理由を脳は考えます。
そして、結果として「できない」のです。
「できる」「満点取れる」と思ってチェックシートを見て行動する
その仕組みが重要です。
子供のとき、九九を覚えて、先生に褒められる
そんな体験が次の学習意欲につながることと同じです。
さらに、小山社長は部下の指導について
「10個出来てないことがあれば、3つしか言わない。
どうせ、たくさん言っても出来ないから、
次やるときにこの3つだけ改善しろ言われれば
誰でも出来る。」
とおっしゃってました。
確かに、あれやこれやとたくさんダメ出しされると
モチベーションは下がったままです。
だから、できそうな3つだけに絞る。
次回にその3つが出来たら、
次の3つを言う。
その繰り返しが重要であり、
チェックする経営者の仕事です。
目の前の仕事も大切ですが、
経営者・後継社長としてやるべきことも
この時期に整理してはいかがでしょうか。
また来週~。
では良い週末をお過ごしください。