アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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コロナ禍の中でできる3つのこと ②

前回の続きです。

その一つが「高収益化」です。

先週のメルマガでも、
高価格・高収益の企業は比較的に影響が少ない。
低価格・低収益の企業こそ厳しい状況です。

だから、これからやるべきことは
少しでも高価格・高収益につながる活動に注力しましょう。

私のコンサル先の飲食店でも
高価格・高収益を実行し、徐々に業績を上げています。

ある複数店舗経営A社は居酒屋やダイニングバーを経営しています。
客単価は4300円。
コロナ前は人気店も多く、経営も順調でした。

緊急事態宣言が解除されて、通常営業に戻ろうとするも
客席が以前の60%しか使えないので、
必然的に高単価な新商品を考えました。

そこで、検討したことが
1,客単価を全体的に底上げる方法
2,高単価商品を準備し、上顧客の単価アップ
3,持ち帰りで単価アップ

これらでした。

いくつかアイディアがでて、実践中です。

1,全体的に底上げでは
ドリンクは全品10円あげた。
特定の商品だけ、値上げした

2,高単価商品の準備
人気商品をアレンジした高価格新商品追加
高級食材(肉など)を追加した高価格コース
ハイボールや焼酎は2倍の量の「メガ」商品の開発

3,持ち帰り商品
持ち帰りパックの開発
持ち帰りデザートの開発
今週のランチボックスの告知と予約

このほか、細かいことはいろいろあるのですが、
まずは実践あるのみです。

さて、重要なことは
どれぐらいの高単価にしたか、
ということです。

私も商売をしていたので、値段をつけることの難しさは
身にしみています。

その際の目安が30%の法則です。

価格において、同じモノが30%アップすると
値段が上がったと直感的に分かり、
顧客は買わなくなります。

つまり、全体的に単価を上げようとすると
30%が限度です。
よって、基本的には10%前後を
目標にするのが、常道です。

その反面、2の高価格商品を作り出すならば、
30%以上高く設定し、既存商品とは違うことを
分かってもらうことが重要です。

つまり、この店なら4000円のコースがありましたので、、
高価格コースは5500円にしました。

もちろん、お客様全ては注文しませんが、
一部のお客様は注文します。
高価格商品はそれでいいのです。

さて、皆さんの会社では
このように価格戦略を検討しているでしょうか

卸売業や小売業なら、他の店でも
売っているモノが同じなら、少々厳しいですが、
製造業や飲食業など
自分たちで作り出している企業は
自分たちに価格の決定ができることを
再度、確認いただきたいです。

この活動を今続けていくとが
今年の冬に役立つでしょう

では、良い週末を!

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