アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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経営者として、父として伝える ①

「息子には、話していません」

経営者Aさんは、そう切り出されました。

事業承継のご相談ということで、
Aさんの会社を訪問したのですが、
これからスタートラインに立つ状態でした。

会社によって、事業承継のタイミングがあるので
Aさんのように漠然とした時期の相談も
よくあります。

Aさんは62才で2代目社長。
20年前に先代より、和食の食品加工会社を
引き継ぎました。

和食の消費量の低下で売上げは
20年前の半分です。

Aさんは、経営者として
ずっと苦しい状況の連続でした。

ですから、私に相談するまでに
息子に事業承継の意志を確認することすら
申し訳なく思っていたようです。

事業承継を経験された社長で
このような謙虚な方がしばしば
いらっしゃいます。

構造的に厳しい業種だと
未来が見えずに、
自分の代で廃業しようと
考える方も多いです。

そこで私は最初にお伝えしたことは
この20年経営されてきたことへの敬意でした。
従業員も雇って、借金も返して、生き残ることは
並大抵のことではありません。

そして、そのような会社だからこそ
事業承継して続けて欲しいと思います。

初回の面談なので、私にも分かっていない
Aさんの会社の良さがたくさんあるに違いない。

それを引き継いで経営できれば
息子さんにも、十分に可能性があります。

では、どのような形で息子さんに伝えていくのでしょう。

次回のお楽しみに!

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