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技術も経験もある人材を使いこなしてこそ後継社長 ②

前回の続きです

後継者あるあるです。

Bさんの改善内容は
その会社に見合った予算で
機能を絞って効果的なシステムを試みます。

人気の商品に限って、在庫を連動したシステムを作ります。
営業担当者はタブレットをもって、現場でボタンを押すだけで
伝票も自動で作成し、配達もすぐにできます。

請求書も月末で自動で各社に作成し、
メールで送ることも可能です。

このシステムに簡便なソフトを使えば、200万ほどです。
発注のミスや月末の請求時に残業と比較すれば
はるかにお得です。

そのようなことを何度説明しても、部長は頑として
できないの一点張りです。

そこで、
システム会社と連携し、テスト版を作成し、
全員に確認してもらうことに。

テスト版を急いで作成し、
会議で、様々な意見を取り入れて、
システムを作ると、
若手や経理担当者からは
非常に好評で、
「楽になった」
と喜ばれた。

あの反対していた部長も
出来ないと思っていたことができるとは・・
と驚かれました。

そしてBさんに
「部長のご意見があってこそ、いいものできました。
ありがとうございます。」とアドバイスしました。

この部長もかつては様々な改善をやったそうですが、
どれも上手くいかなかったようで、
できないと思い込んでいたようです。

しかし、技術の進歩は相当早いので、
できなかったことが、ドンドンできるようになります。

これが後継者として成果を出しやすい部分です。

と同時に、
社内で失敗してしまうポイントにもなります。

業務改善としては成功しても
社内の関係性を悪くしては意味がありません。

ですから、
社内の面倒なことを、簡単に変えて、
誰かの仕事を奪わないように考えることが大切です。
そして、年長者を立てることをやってみてください。

これを読んでいる後継者の方で
「めんどくさい」と
思った方が大半かと思います。

人間は年をとるほど、面倒で頑固になります。

でも、技術も経験もある人材を
使いこなしてこそ、後継社長なのです。

戦国武将でも、
若大将が年上の侍を使って活躍する話はよくあります。

最新技術を使った改善は行いつつも
社内の融和を図れるように
意識して下さい。

では、また来週

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