前回からの続きです。
なぜ「下山してこそ登山」と言われるのでしょうか?
私も小学生のころボーイスカウトに入っており、
山はよく上りました。
そこでも最初に教えられるのは、
無事に下山することです。
これは経営者にとっても同じです。
経営者として会社が成長し、成功している時期もあるし、
無事に下山する時期もあるでしょう。
そして、どうやって経営者が無事に下山し、
次の経営者がどうやって安全に登山をするかを
教えることが大切かと思います。
私は常々、経営者の判断は経験によって磨かれると
お伝えしています。
理論やスキルももちろん大切ですが、
経営判断は、経験を積むことで
判断力が高まることは間違いありません。
ただ、その経験をその人だけにとどまらせておくのは
会社としてみると、非常にもったいない。
その経験こそ財産なので、それを
次世代に引き継ぐための、様々な方策を
会社で実行されているでしょうか。
また、それを次世代が受け取りやすいように
現代語訳に変換することもできているでしょうか。
そんなことを考える年始にしてみてください。
今週も頑張っていきましょう。