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「経営者と同じ目線で後継者を育てる」①

季節の変わり目で、まだまだ寒いので、

お体にお気を付けください。

先日、ある新聞社での
事業承継と後継者育成ついて
講演させていただきました。

後継者が一見は悩みもなく、羨まれる立場にいるようで、
実はヒトやカネの問題について爆弾を抱えています。
事業承継とともにそれが爆発することで
会社がピンチになることもあります。
(従業員が出て行ったり、売上が激減したり)

それを回避する準備をすることが重要で、
会社も成長し、後継者も従業員も
幸せにできることだと伝えました。

講演終了後の懇親会のことでした。

ある同業の経営コンサルタントA氏が
ご挨拶にこられ、

A氏「私の顧客で事業承継前に社長が借金を全部返せたので、
これで息子に安心して渡せると言うから、
私はそんなんじゃダメだと言ってやったんです」
私「何でですか?借金を返せるのはいいことですよ」
A氏「あんな立派な会社を息子がタダで手に入れたら
ダメになるに決まっている。借金を残して苦労
させたらいいですよ!」
私「・・・」

お招きいただいたので、特に反論しませんでしたが、

こうゆう考え方が
後継者と後継社長を苦しめていることを
分からないんだなと再確認できました。

私の講演で言った通り、
後継者は社長になったとたん、とても大きな
責任とプレッシャーを背負います。

創業社長なら、徐々に大きくなる
従業員や借金の責任が
後継社長なら一気にくるのです。
そのプレッシャーから、後から考えてみたら
ありえないようなミスもしてしまいます。

それぐらい、精神的プレッシャーの大きく、
体験したものしかわかりません。

ですから、このコンサルタントA氏のように
借金を残してやることで後継者のためになる
というようなことは一切ありません。

コンサルタントがやるべきことは何でしょうか。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

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