アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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事業承継には複数の選択肢を用意して ①

「息子に継がすことは難しいと分かりました。」

事業承継での相談で経営者A氏が少し寂しそうに話されました。

事業承継の相談の2回目の訪問で、
息子への事業承継を諦め
M&Aに方向転換するとのことです。

初回の面談後、後継者に
事業を引き継ぐ気があるのかと
経営者が聞いたところ、
あまり考えてないと言われたためです。

私は会社を長くつづめるには
親族内承継が最も有効だと考えております。

しかし、後継者の状況によっては
M&Aのほうが良い場合もあります。

このA氏にも、お伝えしたことは

「息子さんが最終的に継がないと決まった訳では
ないのですが、M&Aをすれば御社がどうなるかを
シュミレーションすることは重要です。」

さらに、
「そもそも、親族内承継・従業員承継・M&Aと
一旦はゼロベースで考えることは
事業承継のスタート時点では有効な方策です」

人間は「やるか」「やらないか」という
選択肢では選びにくいのです。

息子に継がすか、継がさないか

と考えると、話が進みません。
なぜなら、デメリットばかりに目が行くからです。
人間は脳の構造上、そうなっています。

だから、複数の選択肢を用意し、
そこから、メリットとデメリットを総合的に考えて、
順番をつけて実行することが
成果の出る方法です。

では、続きはまた来週!

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【第247回】ポッドキャストが配信されました。

第247回 母に「明日から辞める」と言われ、私がしゃーないからやる:家庭的保育施設 中田家庭保育所 中田かおり施設長 インタビュー【前編】

9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

保育士になるつもりはなかった。

でも、母が保育所をやめるなら、ここにいる子供は 明日からどうなるのか、と考え、やむをえず事業承継した。

代表交代後、親子で働いている時は阿吽の呼吸でやれたのは、 母が上手くサポートしてくれたからと後で分かった

また、母と同じような保育のやり方もできなかった。

母はあまりにも偉大で、保護者のことを 心の底から考えて、行動していた。

身近だからこそ、後で先代の偉大さが分かるエピソードです。

こちらからお聞きください。

【Apple Podcast】 https://apple.co/3gxA0u7

【Google Podcast】 https://bit.ly/2UMVV8O

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事業承継の一つの目安 ②

前回の続きです!

「事業承継する会社は

国内で成長鈍化する既存事業に対して
新規事業創造を目指した経営改善を
後継者後継社長が実践する」

これも、このメルマガで書いております。
事業承継する会社は
長い歴史の中で、会社を支えてきた
主力の事業があります。

それを大切することは重要です。
しかし、その事業を守るだけでは不十分です。

これまでの主力事業の経験やノウハウを生かして、
その事業の周辺にある、新事業を
立ち上げなければ、長く繁栄できません。

私のポッドキャストでも
多くの後継社長が
自社の事業を引継ながら、
新しいビジネスにチャレンジして、
時代に合わせた経営をされています。

米田先生は
学術的にお話いただけました。
現場で実践的なコンサルタントの
私と同じ考えです。

株は会社のオーナーであり、
新しい事業の実践は社長の仕事です。

これらを両方進めることが
中小企業の事業承継には
必須と再確認しました。

改めて、事業承継の当事者の
後継者・後継社長の皆さん、
そして、それを支える専門家の皆さん
とこの認識を共に保ちたいと思います。

それを、私は伝えることが
私の使命の一つと改めて考えております。

では、また来週!

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【第246回】ポッドキャストが配信されました。

第246回 後継者・後継社長のための朝のルーティンワーク 9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

毎朝やる「ルーティンワーク」を決めている後継者・後継社長は やる気にあふれている。

ルーティンワークがあることで、心のスイッチが入り、 毎日のパフォーマンスが高まります。

これは心理学で、作業興奮という状態を意図的に作ります。

そして、会社の仕組みとして取り入れることで 社員のやる気が朝から高まり、成果を出しやすくなります。

朝礼や朝の掃除など、効果的に進める方法です。

ぜひお聞き下さい。

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事業承継の一つの目安 ①

先日、東京都中小企業診断士協会が開催された
事業承継シンポジウムに参加いたしました。

私は運営側でしたが、
コロナの為、関西から東京に行くことはできず、
リモートで参加してました。

事業承継の専門家からプレゼンがあり、
その中で、事業承継の当事者や
その専門家の皆さんに
有用な情報をお伝えしたいと思います。

その中で早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター
上級研究員米田先生の話が
事業承継の厳しい現実であり、
未来への希望がありました。

例えば、
現経営者が
「75歳をすぎて、自社株50%以上なら後継者不在」
と、専門家は認識するべきだ。

参加者が中小企業診断士なので、
専門家として、経営者に現実を伝えるべきという
米田先生のお言葉は背筋が伸びます。

私も70歳前後で、事業承継の相談あり、
なかなか事業承継を進めない経営者もいらっしゃいます。
目の前の仕事が忙しく、重要だけど緊急ではない
事業承継は先延ばしになっています。

そんな経営者の方には事業承継の
一つの目安として、
上記の基準を示せることは大切だと思います。

さらに、後継者なら
事業承継の当事者として株を持つことが
大切であることを認識できます。

後継者の皆さんは
自社株の取得の目安としてください。

他には、事業の転換についても
話題にのぼりました。

では、続きはまた来週!

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事業承継について ②

前回の続きです!

大切なことは、
現在の会社において、借入金がどれぐらいあって、
借入先の金融機関とその担当者は誰なのか。
経営者の個人保証は設定されているか

というようは、基本事項から
会社の実態をじっくり見ることです。
カネの実態や流れを把握することは
後継者にとって、事業承継の基礎です。

後継者がやるべき最初のことは
経営者の個人保証を外すために
何をすればいいのか、
金融機関に、まずは聞くことです。

これこそ、後継者だからこそ聞ける内容です。
現経営者から聞きにくいならば、後継者の出番です。

そこで、金融機関の担当者との面識をつかみ、
「財務に強い」後継者をアピールする機会です。

そして、個人保証を外すことは
何よりも自分の将来のためです。

もし、気になるようなら
経営者保証に関するガイドラインの事務局に
電歪してください。
経営者保証に関するガイドライン事務局
https://hosho.go.jp/
パンフレット
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/hosyoukaijo/2020/pamphlet01.pdf

私もそこには、専門家として登録しているので、
何かお力になれると思います。

では、また来週!

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【第245回】ポッドキャストが配信されました。

第245回 「100年続いている自社と自転車業界は、次の100年も生き残れる」と誇れる会社と業界にしたい、5代目社長の熱い思い:株式会社東商会 寺井剛社長 インタビュー【解説編】

9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

自社の繁栄だけでなく、業界や地域の繁栄まで視野に入れているのは、さすがは100年続く老舗企業です。

長く会社が繁栄するために、時代にあった経営改善をはかりつつも、顧客や社員への感謝と、地域や業界への恩返しを忘れない。

日本企業らしい経営者の思想や伝統が脈々と繋がっている経営について解説しています。

これから100年企業を目指す後継社長にぜひ聞いて欲しい内容です。

ぜひお聞き下さい。

【Apple Podcast】 https://apple.co/3gxA0u7

【Google Podcast】 https://bit.ly/2UMVV8O

【Amazon Music】 https://amzn.to/3DkRKCL

 

 

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事業承継について ①

私は事業承継をサポートするコンサルタントを
育成しています。

「事業承継コーチ」という名前をつけて、
現在2年間で約15名が受講いただいております。

先週の講座で
「事業承継における経営者の個人保証」
について、話題となりました。
専門家でも意外に知られていないことがあり、
皆さんにもお知らせしたいと思います。

ご存じの通り
中小企業が金融機関から借り入れする場合に
個人保証がついてる場合がほとんどです。

事業承継においては、
この個人保証を現経営者から後継者に
引き継がなければならず、
後継者が社長になるのをためらう時があります。

経営者の個人保証を外したうえで、
後継者へ事業承継すれば、心配事が一つ減ります。

それによって、事業承継を促進したいという
ねらいが国にはあります。

私も基本的には賛成です。
事業承継というよりも、
中小企業経営として考えると
借入時に個人保証はつけたくないですね。

さらに、
現在の借入金に対しても、
一定の要件を満たせば、経営者の個人保証を
外すことができます。

政府系の金融期間では
平成30年のおいて、約50%が個人保証なしの融資です。

事業承継を控えた後継者の皆さんであれば、
中小企業庁が様々な施策をしているので、
一度ご覧になってください。
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/hosyoukaijo/index.htm

では、続きは次回に!

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ウィッズ コロナ 3年目を迎えて ②

前回の続きです!

多くの場合は、社内や取引先の範囲と比較して、
「うちは特殊だ」
と、考えることがほとんどです。
同業他社を何社も比較することは稀です。

だから、異業種でできていることが
自社が出来ていない場合があるので、
よくよく注意してください。
そこが「伸びしろ」です。

後継者仲間がいれば、いろいろ相談することがよいでしょう。
また、専門家の知恵を使うことで、
問題解決を早期にでき、悩んだり情報収集の時間を短縮できます。

次に社内で、紙などのやりとりをオンラインまたは
ペーパーレスにやってみる。

事業承継時によく聞く話ですが、
顧客台帳や取引伝票が紙のまま保管している会社も
意外と多いのです。

私の会社でも、一部残ってます(^_^)

なかなか変えづらいという心境はよく分かります。
しかし、コロナで変えれるところは少しでも変えてみる
ことも後継社長・後継者にとって重要です。

効率化を図りながら、従業員の安全を守る。
この大義名分があれば大丈夫です。
もちろん、十分な説明が必要ですし、
検討段階からベテランと若手を巻き込んだ
プロジェクトで実行するのがよいでしょう。

いまさら、ジタバタしても大きな成果は見込めません。
春になって、暖かくなれば、コロナも減少します。
その時に、一気に収益を取り返すために
この時間を有効に準備期間としましょう。

事業承継する会社のよいところに
「資産と資金にある程度の余裕があり、
先を見据えた経営ができる」
ことです。

昨年の緊急事態宣言時にもお伝えしていたとおり、
半年先、1年先を見据え、頑張って行きましょう。
(具体的な金融対策は別の機会に)

そのような未来への経営を私は
「次世代経営」として、後継社長・後継者を
実践的な経営ノウハウのコンサルティングで
応援していきます。

春に向けて頑張って行きましょう。

どうぞ、よろしくお願いします。

では、また来週!

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ウィッズ コロナ 3年目を迎えて ①

2022年が始まり早2か月が過ぎ、皆様気持ちを新たにされていると思います。

まだまだコロナの影響がありますが、
今年も ウィズ コロナと腹をすえて
頑張って行きましょう。

コロナ対策として重要なことは
ヒトとヒトとが接触しないように
皆さんはご存じと思います。

その対策としては仕事のやり方の変更です。
すでに様々な改善策を実施されていると思います。

確認も含めて、
私がここ数ヶ月で事業承継の現場で感じた
中小企業のコロナ対策の雑感を記します。

コロナ対策として
まずは社外との連絡・打ち合わせを
オンラインにする。

すでに実行できている会社も多いと思いますが、
まだまだこれからという会社も多いという印象です。

その理由は
「やっぱり、会って話した方がやりやすい」
もちろん、そうです。

しかし、少しでも打ち合わせや会議を
オンラインに変える方法はないでしょうか。
(会議は時間短縮や削減できるかもです)

そんなとき、後継社長・後継者が気にして欲しい
言葉有ります。
「うちは特殊だから」

この言葉が出たら、そこに改善できるポイントがあると
思ってください。
なぜなら、うちが特殊というのは
我々のように、多くの会社を見ている専門家が
他社と比較できる情報量を持っている場合に適切です。」

では、続きは次回に!

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