アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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クラウドファンディングは資金調達が目的ではない

前回の続きです。

 

私もかつて、何かを提案しても、先代やベテランから良く反対されました。
特に資金や社内のノウハウ不足を指摘されると反論は難しいですね。

 

そこで、クラウドファンディングを使って
新しい製品やサービスを自分たちで資金調達し、

製造・販売まで携わることでチャレンジしやすい環境ができます。

 

後継者・後継社長として若手が資金調達までやった案件であれば、
社内の理解は得やすいし、例え最初は上手くいかない場合でも
それが経験となり、何度か繰り返すことで能力が高まり、人材育成になります。

 

そして、その取り組みをHPなどで社外にアピールすれば、
その会社のイメージが高まります。
若手が活躍できることは採用難の時代に大きな優位性です。

 

求職中の若手人財からみれば、
古い業界で業歴が長い会社にもかかわらず
挑戦していることは、今後の採用についてプラスに働きます。

 

現に私の次世代経営協会の会員さんでも
クラウドファンディングを資金調達だけでなく、
マーケティングと人材育成・採用に繋げている会社も増えています。

 

さて、皆さんの会社でクラウドファンディングの挑戦を一度やってみませんか。
それを後継者・後継社長と若手社員でやる。
会社の次のステージにアップさせるチャンスです。

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!

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クラウドファンディングは資金調達が目的ではない

中小企業で新製品・新サービス開発の資金調達で
「クラウドファンディング」を活用することはとても増えています。

 

法人の案件なら数百万から3000万までが多いでしょう。

 

クラウドファンディングは先に資金調達できるのが魅力です。
そして、その事業の可能性や顧客の反応について
テストマーケティングもできます。

 

自社の新製品・新サービスに自信があっても、
これまでは、発売するまで顧客の反応が分かりませんでした。

 

クラウドファンディングでは目標額が明確なため、
顧客の反応が薄い場合は開発前に再検討でき、リスクを軽減できます。

 

よくある失敗として、
開発した「新製品」が売れないことで、
企業が窮地に陥ることがあるためです。

 

つまり、クラウドファンディングは資金調達は目的だけではなく、
会社にとってそれ以外の効果があり、実はそれが大きな目的となります。

 

テストマーケティングで顧客ニーズを知ることも目的ですが、
後継者・後継社長として長期的に重要な目的は
「人材育成・採用」の視点です。

 

事業承継する中小企業は老舗が多く、
何か新しい事をやるにも後継者・後継社長がなかなか苦労します。
業歴が長い企業なので、信用はあるものの、
腰が重たく、若手社員として活躍の場が狭まっている場合もあります。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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セミナーの仕事は参加人数で判断するな

前回の続きです。

 

講師としては参加者に人数が多いとテンションがあがります。
5人より10人、20人より50人と
自分の話を聞いてくれる人が多いと嬉しいものです。

 

しかし、逆に人数が少ないとテンションが下がると言う人もいます。

 

これは講師としてはまだまだ未熟だと私は受講生に伝えています。

 

自分の話を聞きに来てくれる人がひとりでもいるなら全力で話すべきです。
その一人を満足させることができないなら、
多くの人をセミナーで満足させるなど不可能です。

 

かつて美空ひばりさんが「歌手で成功する人の素養」として
「どんな場面でも、どんなお客さんでも、全力で歌える」こと
とおっしゃって言いましたことをテレビで見てから
私もそのように心がけています。

 

少人数だから、
講師料が少額だから
と、断っては自分の伝えたいことを世の中に知ってもらうチャンスを失います。

 

その失ったチャンスの分だけ未来の仕事を手放すことになります。

 

顧客はあなたの知識にお金を払っているのではなく、
あなたの理念や目指す未来を一緒に実現したいがために
仕事を依頼するのです。

 

事業承継コーチではセミナーの大切さもお伝えしてます。
ぜひ、セミナーを増やしたい方も体験セミナーにお越し下さい。

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セミナーの仕事は参加人数で判断するな

事業承継コーチになると
事業承継やその人の専門分野(税務とか、

人材とか)のセミナーの講師を担当することが増えます。

 

これは講座内でセミナーの作り方を教えているためです。

 

セミナーには話す順番があって、
それをルールを守って話すだけで相手の理解度が飛躍的に上がります。

 

これは脳科学によって理解する順番が脳の構造で決まっているためです。

 

セミナーをやっても仕事(受注)が増えない講師の典型が

「良い情報をいただけました」とか
「面白い話をお聞かせ頂いた」
などと参加者から言われることです。

 

セミナーは講師にとって自分の本業に繋げるためのアピールの場です。

 

専門家の知識を経営者や参加者に
まず、分かってもらうことが優先です。

 

そして、その知識を会社でやってみるとやっぱり上手くいかないので
専門家のサポートが必要だと分かってもらえると仕事に繋がります。

 

このメカニズムが分かれば成果を出すことは難しくありません。
士業やコンサルタントで専門知識をすでに得ている方は上手くいきます。

 

そうゆう状況を踏まえて、

私は講座内で受講者にお伝えしていることが
「参加が何人でも同じようにすること」
です。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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ちょうどいいぐらいの老舗企業の「DX化」

前回の続きです。

 

重要なことは
確かに、ICチップ・スマホ決済や返却設備(ロボット)などDX化しておりますが、

肝心な部分は店舗の店員さんが確認していることです。

 

24時間で洗濯物を受け付けますが、
それを翌朝、店員さんが全て間違いないか、
特別な汚れはないかなど目でチェックします。

 

汚れが強かったり、傷があったら、
その場で顧客にメールして確認します。
(確認後、スマホで決済確定です)

 

このクリーニング店でのDXは店員をサポートする仕組みです。

 

以前は洗濯物の受付と返却を
店舗の営業時間にしていると、
営業時間が長くなり、長時間労働でした。

 

「受付」と「返却」だけをロボット化にすることで、
店舗の営業時間は3時間短くなりました。
さらに洗濯物を確認を午前中にまとめてできるので、
作業効率も高まりました。

 

まさに生産性向上です。

 

しかも、このお店のいいところは
営業時間内であれば、通常の対面での受付もやっています。
機械が苦手とか気になることを伝えたい顧客には
顔が見える接客が残っていることで、
顧客が感じるDX化けの不安を和らげています。

 

DX化というと、ついつい「全てを機械化」したくなりますが、
中小企業はいきなりすべて機械化はハードルが高いので
できる範囲でのDX化が重要です。

 

しかも中小企業は「人」が最大の差別化要素なので、
その部分はしっかりと残したこのお店のやり方は
とても参考になるでしょう。

 

皆さんの会社でも顧客に接する部分でも
「DX化できないか」
と、一度検討してみましょう。

 

古い業界ほどそのチャンスと伸びしろがありますよ。

 

では、また来週

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ちょうどいいぐらいの老舗企業の「DX化」

DX化が叫ばれている昨今ですが、
皆さんの会社ではどれぐらい進んでいるでしょうか。

 

事業承継を考える中小企業は業歴が長い、老舗企業と言えます。

 

これまでITをあまり使っておらず、仕事のやり方が定着しており、
DX化が馴染まないと感じている後継者・後継社長も多いと思います。

 

特に、お客様に関わる部分のDX化に抵抗を感じる人も多いと思います。

 

ここ1~2年で急速に増えたのが
飲食店における、タッチパネルまたは携帯でのモバイル注文方式です。

 

これまでは店員さんを呼んで
「ビールをひとつ下さい」
と言っていたのを
モバイルでポチポチ押して注文します。
皆さんもやったことがあるでしょう。

 

若者はすぐにできるけど
中年(サラリーマンなど)には難しそうと
居酒屋などで導入をためらうお店も多くありました。

 

それでも、今は人手不足もあって、
個人店であってもモバイル注文は増えています。
老舗の多い飲食業界でこのようにDXが増えています。

 

先日あるクリーニング会社の後継社長にお会いした際に
クリーニング店でもDX化が進んでいました。

 

そのクリーニング店では、
顧客ごとに専用のクリーニングバックをプレゼントし、
その専用バックにはICチップが内蔵され、
顧客のスマホと情報が連動しています。

 

顧客はその専用のクリーニングバックに洗濯物を入れて、

店舗の入り口にある「投函ボックス」に入れるだけでよく、
24時間受付可能になりました。

 

また、受取りも専用の機械を導入して24時間受け取ることができます。
決済もスマホのクレジットなので非常に便利です。

 

忙しい方にはとても人気のようです。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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スモールM&Aと事業承継の経営コンサル

前回の続きです。

 

経営者がAさんからBさんに変わって、
会社の変革期が訪れることは上記の3パターンで全てに起こります。

 

しかも、発生する問題も同じです。

 

なぜなら、従業員から見れば次の経営者が誰であれ
変革への不安と信頼感の欠如があるためです。

 

だから、私が事業承継のコンサルティングで
後継社長を支援するときに重要視していただくのが
従業員や取引先への安心感や信頼感です。

 

これを作りあげるにはその手順があります。
それを事業承継コーチでは教えています。

 

相手が思っている大切にしていることを
理解して、共感したうえで目指す方向性と求める役割を示します。

 

これらの手順が重要です。

 

だから、M&Aであってもその後の経営支援がPMIとして重要です。

 

リーダーが変わっても会社が成長するための
後継社長と組織作りのやり方が分かることが
今後の士業やコンサルでは必須になってくるでしょう。

 

そのような実践的なコンサルノウハウもお伝えしてます。
ご興味があれば一度体験セミナーにご参加下さい。

 

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スモールM&Aと事業承継の経営コンサル

「中小企業のM&Aと事業承継」出版の
プロジェクトリーダーを私が拝命しました。

 

これは私が所属する東京都中小企業診断士協会の
事業承継支援コンサルティング研究会の出版プロジェクトであり、
来年の発売に向けて共同で執筆します。

 

事業承継におけるM&Aは活発に行われており、
後継者不在の中小企業が他社に売却することも多いです。

 

コロナが明けてからスモールM&Aと言われる小規模な案件が増えています。
これまでのM&A企業だけがやってましたが、
これから士業であれば関わることが増えてきます。

 

基本的には事業承継の3つのパターンは
1 親族内承継
2 親族外(従業員)承継
3 M&A
です。

 

私も主に1と2がメインですが、3のM&Aも少しサポートします。

 

なぜなら、企業が続くことが優先であって、

他社に売却してもその会社が残ることで
従業員の雇用の確保や取引先への責任も果たすことができます。

 

最も残念なパターンは
黒字のいい中小企業が廃業することで
従業員や地域経済の影響を大きくすることです。

 

一般的なM&A専門家という方は「売買」するまでが仕事です。

 

その後については責任がありません。

 

私は上記の理念でやっているので、

例えM&Aであってもその後の経営が上手くいくことを目指しています。
特にスモールM&Aであれば後継社長の支援は必須です。
外部から来た孤独な後継社長が力を発揮できなければ、
M&Aした会社も傾いてしまいます。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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発注先を変えるのか、変えないのか

前回の続きです。

 

それも会社を引き継ぐときに一緒についてくるものです。

 

そのうえで、
次に自分が信頼できる会社に変えて自社をよりよくすればいいのです。

 

自社製品の品質が高まるとか仕事が効率化になるとか。

 

もちろん、いきなり取引を停止するのは性急すぎるので、

事前に何度が面談し、後継社長としての希望を伝えてください。

 

それに答えられるかを確認してからでも遅くはありません。

 

それを実行するためには常に最新情報にアンテナをたてて、
詳細な情報は経営者や後継者など
ネットではなくリアルな情報を得てください。

 

それを決断することが後継者が経営を責任をとることにつながります。
自分で決めたことは自分の責任です。

 

小さなことからでいいので

これを繰り返すことで経営者脳が鍛えられ、
失敗を回避し、成功に近づく嗅覚が磨かれます。

 

自社の顧客だけでなく、発注先もしっかり確認しましょう。
5年10年先にどんな会社にしたいのか、
ビジョンをしっかり作っていきましょう。

 

では、また来週

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発注先を変えるのか、変えないのか

事業承継・後継社長で
しばしば「発注先を変えたほうがいいですか」
と相談を受けます。

 

自社の顧客については、すべて引き継ぐことが重要であることは言うまでもありません。

 

では、こちらが仕事を依頼するや、
部品などを購入している発注先の企業との関係性はどうでしょうか。

 

基本的にはこれまでの取引の経緯があり、継続することが望ましいです。

 

ただし、後継者・後継社長とその発注先との信頼関係が築けるかか、

については吟味してください。

 

相談でよくあるのが、
経営者(先代)には、関係性はよいが
後継者への関係性をあまり築こうとしない
発注先であれば、変更を考えることに躊躇はないでしょう。

 

発注業者を変えるといろいろ言われると思います。

 

私も発注先の社長がいきなり乗り込んできて
「なぜ勝手に取引を変えたのか」
と言われたことがあります。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

 

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