アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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時間と経験がその人の安心感を創る ①

「家が売れ出したのは40歳前後からです。」

ある事業承継の相談時に
住宅販売の経営者A社長がこのように話されました。

A社長は創業社長で30歳で独立し、
新築住宅を販売して、35年となり、
地元では安心して家を建てられる工務店として
信頼を得ています。

その社長は家が売れるまでの
30歳から40歳は、とても厳しかったと
言われました。

創業社長は情熱もって、会社をおこしたので、
なんとか収益を上げるために、
大変な努力されています。
私はいつも尊敬を抱き、相談にのっています。

A社長も
40歳までは家があまり売れず
下請け仕事など、ご苦労されました。

しかし、40歳をすぎた頃に、
売り方は変えなくても、徐々に業績が伸びました。

それには様々な要因が考えられますが、
経営者としての自信から、
顧客が安心感を感じることだと言えます。

顧客は販売担当者の言葉の中身の正確さ、
よりも、
言葉を発する人物からの安心感で
高額な商品を購入することが多いのです。

もちろん、
住宅ですので、顧客の好みのデザイン力や
デザインから感じる価値より価格がお得であること
会社が長く続いている信頼感など
多くの要因が関連しています。

しかし、
やはり最後はヒトですので、
その担当者の言葉に安心感を感じ、
信頼されることが重要でしょう。

そして、
この安心感を与えるには
やはり時間と経験を要します。

では、続きはまた来週!

 

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【第228回】ポッドキャストが配信されました。

第228回 後継社長として事業を広めるために、様々な経営改善をした老舗企業3代目の挑戦:株式会
社シバヤマ 柴山聡一郎社長 インタビュー【解説編】
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
老舗企業として様々な事業を展開してきた株式会社シバヤマにとって、時代に即した新事業を展開するのが、会社の風土となっている。
そのDNAを受け継いだ柴山社長も事業を広げている。
ただし、後継社長にとって、新事業を始めることの難しさがある。
成功のポイント
・新規事業には新人材を、社外から採用する
・時代に合うように、制度の変更と業務を効率化
・後継者時代に積極的に人脈を広げ、チャンスを得た
後継者にはお聞きいただいたい内容です。
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目的と手段の見据え方 ②

前回の続きです。

○○のためにやっていた活動が

いつのまにか、その活動することが重要に
なってしまう。

数年前に、ある会社では
営業担当者が1日の終わりに帰社し、日報を書いています。
その日の活動を報告し、上司と相談するためです。

ある時に、業務改善の一環で、
日報を電子化し、メールで送ることで
営業担当者が直帰できることを検討しました。

今考えると、日報の電子化とメール+映像通話で
直帰せずとも、同じ事ができます。
効率化ができ、問題はありません。

しかし、
当時に反対していたベテラン社員や管理者は
「顔をみずに報告などダメだ」
「報告書は手書きで書くほうが情報が多い」
などと言ってました。

これも、手段と目的が入れ替わってしまったのです。

大切なことは、目的をしっかり見据えることと
その効果を十分に計ることです。

皆さんの会社にも、
同じようなことがあるでしょう。

その場合はじっくり取り組んで
目的を社内に再確認させてから、
手段を変えていきましょう。

では、よい週末を!

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目的と手段の見据え方 ①

先週に久しぶりにゴルフに行きました。
コロナが流行していますが、
屋外で少人数のゴルフは人気のようで、
平日にも関わらず、ほぼ満席でした。

その際に、一緒にまわった
先輩経営者Aさんから、ゴルフにまつわる話をお聞きした。

ゴルフをする方はご存じのとおり、
日本のゴルフコースではグリーンが2つあります。
芝生の保持のため、
どちらかを使用し、どちらを休ませます。

しかし、海外コースの多くはグリーンが1つです。

なぜなら、
そもそも、ゴルフというスポーツは
ティーグラウンドからグリーンのカップへ
遠くて小さい場所を目指して、打ち込むスポーツで
その課程において、技術や思考を競うものだからです。

つまり、そのコースにスタートとゴールが
いつも決まっていることが大切であり、
それを毎回どのように攻略するかが
楽しみであるということです。

何事にも
原理原則を知り、「そもそも」の目的を分かることは
物事を深く知るために重要です。

では、なぜ日本のゴルフコースはグリーンが2つあるのでしょうか。
日本のゴルフでは、芝生の発育はヨーロッパほど早くなく、
1つしかグリーンがなければ、
芝生がはげてしまい、良いプレーが出来ないためです。

つまり、良い状態でゴルフができるように
プレーヤーのために、2つにしています。
ゴルフを楽しんでもらうための手段です。

しかし、時が流れて、
日本にはグリーンが2つ有るのが常識となってくると
今度はグリーンが1つしかないゴルフコースは
不十分に考える人が増えていきます。

なぜ、グリーンを2つ作らないのか、
名門コースのなのに、残念だ
などです。

いつのまにか、目的と手段が入れ替わり、
手段が重要視されました。

経営でも同じ事がありえます。

では、続きは次回に!

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【第227回】ポッドキャストが配信されました。

第227回 急に引退した先代からバトンを受け継いでから、本当の経営者になれた:株式会社シバヤマ 柴山聡一郎社長 インタビュー【後編】
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
周囲は信じていなかったが、「60歳で引退する」と宣言していた先代から、本当に60歳でバトンを渡された。
先代からのアドバイスは「会社全体を見ろ」
それまでは現場目線で見えていたことが、全体を俯瞰した社長目線で見ることで、同じ事でも違う印象を持ち、経営者としての解決法が変わってきた。
社長就任直後に、男性と女性の終了時間が違っていたことをそろえるために、柴山社長が出した解決策とは。
さらに、新事業のスタートでも課題が多いところ、ある解決策が社内に好影響を与えた。
人材の活用方法も分かる内容です。
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株主の確定 ②

株主を確定して、
その株主から自社株を買い取る
自社株の株価を計算して、交渉する

基本方針はこれです。

ですから、社長にお伝えしたのは
現在の株主を確定させてください。
そのために昔の資料を探し出して、
相手と連絡を取るようにと。

事業承継において、
自社株は全て後継者に集中させることが理想です。

ですから、現在持っている株主から株を買わなければなりません。

その株主の株をまずは会社で購入することを
検討します。

社長が購入されると、後継者に渡すときに
株式買い取り費用が2度手間になるので
まずは会社で購入を検討します。

次に株価が安ければ、後継者購入するのがよいでしょう。
将来に向けて、株価が上がることを目指しているので、
先行投資的に買いましょう。

特に今回の企業では株価が低いので
後継者さんに購入を勧めておきました。

交渉段階においては、
現在の株価を計算しておいて、
その価格を中心に交渉します。

関係性が良好な相手であれば、
売買は難しくはありません。

交渉が難航する場合の対策については
長くなるので、別の時に書きます

自社株については
しばしば、このメールで書いており、
皆さんの認識はあると思いますが、
今一度、株主名簿や自己株式について
決算書を読み返してください。

自社株を最も保有している者が
会社では意思決定できます。

では、また来週!

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株主の確定 ①

少し寒くなってきました。
先週、京都に紅葉を見に下鴨神社に行きましたが、
まだ、青い紅葉が多かったです。

まだまだ、コロナの影響で
人出はぼちぼちで、
ランチや参拝も、楽しめました。

先日、友人のコンサルタントから
事業承継の相談がありました。

製造業A社は大手企業の下請けで
約60年の歴史があり、今の社長が2代目(72歳)です。
息子(41歳)は大手製造業に勤務しており、
来年に入社予定で、その後3年ぐらいかけて
事業承継を検討しています。

課題はいろいろありますが、
最も困ったことは
自社株が分散していることです。

本人      47%
弟(専務)   10%
社外の姉と末弟 20%
その他親族   15%
その他      8%

なかなかの分散具合です。

社外の姉と弟は会社の経営には関わっていないのですが、
会社の土地は兄弟(本人・専務・姉・末弟)の4名の共有。

関係は良好ではあるけど、株の話はあまりしていません。
(土地のリスクはありますが、今回は割愛します)

さらに、
その他親族は、創業者時代に株主として
分散しており、現在の社長も、詳しくは知りません。
さらに、相続も起こっているので、さらに細分化してそうです。

さらに、名前も分からないその他という
株主が決算書に載ってます。

これほど分散しているなると大変ですが、
やるべき方向性は一つです。

続きは次回に!

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【第226回】ポッドキャストが配信されました。

第226回 海外赴任か、実家に戻るか、仕事も家族も考えた3代目社長の決断の真意とは:株式会社シバヤマ 柴山聡一郎社長 インタビュー【前編】9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意
地元のエネルギー会社として老舗の3代目の柴山社長。
サラリーマン5年目に長期海外赴任を代診され、悩みながらも実家に戻る。
会社に戻ってから、現場の配送から始まり、仕事の後に資格の勉強もした。
ベテラン社員が自分についてきてくれるか、心配していた。
経験が少ないのを補うために柴山社長がやったこととは。
後継者時代に何を努力するかの真意を話していただきました。
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経営者として、未来にも時間をさく大切さ ②

前回の続きです。

そこに、経営者として、
顧客の満足と、財務的観点、従業員のやりがい、
そして、次の世代のことまで。
熟慮したうえでの決断です。

事業承継に関わると
社長が交代するために必要なことがあり、
ついつい短期的に考えることもありますが、
やはり、
事業承継するのだからこそ、
長期的に考え、
総合的に会社の発展となる、決断をしたいものです。

そのためには、

視座を高く、
視野を広く、
時価軸を長く

これらを意識的に考える時間を取ることでしょう。
そして、紙に書いてみることです。

さて、皆さんは
長期的総合的に考える時間をどれぐらい取っているでしょうか

では、また来週!

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経営者として、未来にも時間をさく大切さ ①

このメルマガは少しだけリニューアルしました。

事業承継や後継者・後継社長の応援のコンセプトはそのままに
これからの経営を考えて、実践でような
「次世代経営」というキーワードで
これからは、取り入れ行きます。

少しでも皆さんの経営にお役に立てるよう
引き続き頑張って行きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

先日、後継社長Bさんが
「20年先を考えると、店舗を移転することにします」
と、相談をうけました。

飲食店経営の3代目のBさん。
地元に根付いた経営をしており、
建物2階で、個室もあり、高級店として
業績も堅調です。

コロナの影響は一時的で
現在では、回復しています。

Bさんは3代目で、祖父より現在の場所で営業しています。
改装は定期的に行っており、
内装は清潔感がありますが、
建物は築40年となるので、老朽化しています。

そこで、近くに新店舗を建てて移転することを
決めて、これから具体的に進めていきます。

そこで、印象的だったことが

「コロナであっても、5年ぐらいなら、現在の店舗でも
問題はないですが、10年以上先を考えると、
不安だし、20年先だと確実に厳しくなる。」

物事を考える時間軸が、10年20年先を考えているところに
Bさんの経営者としての、視座の高さを感じました。

本来、経営者としては、
目の前のことも重要ですが、
同じぐらい未来について、時間をさくことが
大切でしょう。

Bさんは忙しい日常の中でも、
10年20年先をいつも考えていました。

さらに、

「もし、息子が継ぐとすると、
やっぱり今の店舗では厳しい。
一旦、新店舗にして、今の店舗を
どうするかは、息子が決めたら良い」

と、現在高校生の息子さんのことまで考えています。

現在の店舗は土地はBさん所有です。必要だとBさん
新店舗はわざわざ、借地で営業する予定です。

コストはかかりますが、長期的に見れば
は考えました。

では、続きは次回に!

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