前回の続きです。
自社株移転の王道としては
次の後継者B氏が買い取りますが、
株価も高いうえに株主も多いので、
すべてを購入するには資金も時間もかかり過ぎます。
そこで思い切って株式が少なくても
B氏へ社長交代することにしました。
B氏は10%の自社株を保有してますが、
残り40%を買うために8000万円必要です。
この金額は難しいということで、
残り40%をどのようにして安定経営の株主にするか
ということを検討しました。
もともと株主との関係は良好で
約30名の少数株主も会社の好意的です。
さらに、株主構成を安定させるため
現在の取締役の株式を
従業員持株会と社団法人をそれぞれ設立し、
そちらに移転させることで
後継社長B氏の株式が少なくても安定経営を実現していきます。
(1株株主はB氏が地道に購入予定)
後継者の株式保有が少なくても
事業承継し、安定した統治基盤をもって
経営を継続することができます。
重要なことは会社を続けることで
社会や地域の貢献し、
長く続くことで安心安定を実現することです。
では、また来週