前回の続きです。
「漆の良さを、何とか伝えたい」という一心で木製のキャンプ道具を作ります。
漆器は高価で大切に扱うため、
年に数回だけ使用するようなイメージがあります。
それをあえて、
木製のコップやまな板などキャンプ道具に漆を使用して、
日常的に使用できるようにしました。
漆は、耐久性や耐水性が高く、抗菌作用もあって、
屋外で使用する道具には適しています。
4代目の「漆を使ってもらいたい」という思いをカタチにしました。
こうして、漆をつかう消費者が増えることで漆業界が活性化し、
自社にもプラスになります。
漆塗りの技術を後生に伝えられます。
そして、漆塗りの技術を学ぶために必要な先達からの思いも引き継げます。
この漆の技術と漆の込めた想いを、
変わらないモノと引継ぎ、
最終製品は変えていいモノとして時流に合わせます。
これこそ、後継社長として会社を引継ぎ発展させていく
次世代経営だと言えます。
その「変えないこと」と「変えること」を学べるための次世代経営協会です。
よかったら、ご参加下さいね。