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社内の期待に会わせる後継者像になるな

先日後継者支援の専門家との会話で、
「後継者は周囲から求められる後継者像にあわせようとすると結局は苦労する」
という認識で一致しました。

 

社長の息子や娘が自社に入社したら、
従業員とは全然違う存在となるのは頭では分かっているものの自覚するのに時間を要します。

 

後継者とすれば将来の社長ですが、
それまでは社長に雇われている立場として従業員に近い状況です。

 

また、従業員と信頼関係を築くために仕事やアフターファイブでも関係性を作ります。
もし、信頼関係を築けなければ後継者としての評価は下がってしまいます。

これを恐れるばかりに周囲が求める後継者像に会わせようとします。

 

よい表現ではありませんが、「いい後継者」や「誉められる後継者」を演じようとします。

自分の本質や考えはあるものの、それを封じて周囲の求める行動をやり続けます。

この問題の根が深いことは、「そうすることが正しいこと」と思いこんでしまうことです。

正確に書けば後継者時代はそれで会社は丸くおさまります。
しかし、会社を引き継いだ後もそれでいいでしょうか。

後継社長になれば、全ての責任を負って経営し続けなければなりません。
その時に、社内の求める経営者像を演じていいでしょうか。

それでは、上手くいかないことはお分かりですね。

 

経営者となれば、会社の方向性を示し、従業員それぞれに役割を指示し、

成果を出さなければなりません。

周囲の求める社長像を演じるだけでは到底達成できません。

なぜなら、後継社長が自分で決めた経営を実現し、
自ら定めた目標を達成することが会社を成長・発展させる方法だからです。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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