明治大学での事業承継講座を担当させていただき、
学生の皆さんに後継者・後継社長の真実をお伝えしました。
今すぐではないですが、将来にきっと役立つと思い、全力でお話させていただきました。
ゲストスピーカーで株式会社みやじ豚の宮治社長にお呼びして、対談形式の授業でした。
その際にみやじ豚のマーケティングにおいて何を考えて経営してきたかをお話いただきました。
以前にみやじ豚の話題はこのメルマガで書きました。
宮治社長はみやじ豚の美味しさを知ってもらうために、
バーベキューを開催して消費者を集める自称「BBQマーケティング」をやり続けています。
しかし、真の顧客獲得はBBQにきた消費者ではありません。
みやじ豚の真の顧客は「飲食店オーナー」です。
消費者が美味しいと言ってもらうことは重要ですが、
消費者が高級なみやじ豚を日常的に購入する可能性は低い。
ちょっと贅沢したいときに買うので購買間隔は開きます。
飲食店オーナーは日常的に消費者に美味しい豚肉の料理を提供できるので、購入頻度は高いです。
豚を育ているので、毎月一定量を購入していただける飲食店がみやじ豚では上顧客です。
ただし、飲食店に「みやじ豚」を直接営業しても売れなかったそうです。
信頼性や評判が少く、「売り込み」と感じる人が多いためです。
しかし、BBQに参加した消費者から「みやじ豚」という美味しい豚があると、
お客さんから聞いた飲食店オーナーがBBQに参加して顧客になっていく。
一見すると回り道ですが、結局一番の成功の道しるべです。
続きは次回の配信でお伝えします。