こんにちは。 理事長の高橋秀仁です。
今回はいつもの事業承継や経営のノウハウとは少し趣向を変え、
私自身の「阪神淡路大震災」についての特別編をお届けします。
震災を風化させないため、そして経営者として大切なことを再確認するために、
一年に一度、私自身の言葉で綴らせていただいております。
少しの間、お付き合いいただければ幸いです。
31年前、父が背負った「想定外の大きな借金」
1995年の阪神淡路大震災から今年で31年が経ちました。
当時大学生だった私も50歳を超え、サラリーマンであれば定年を意識する年齢になりました。
ふと振り返ると、私の父が被災したのは61歳の時でした。
幸いにして家族は無事で、会社や自宅の建物自体は残りました。
しかし、中身は散々たるものでした。冷蔵庫が台所からリビングまで移動し、
テレビが4メートルも飛ばされるほどの衝撃。家族に怪我がなかったのは今思えば奇跡です。
父は生前、よくこう言っていました。
「震災がなければもっと早く引退していただろう。
あそこで再度、大きな借金を背負うこともなかった」
還暦を過ぎ、事業も安定していたのに、再建のために借金が再び大きく膨れ上がる。
その重圧がどれほどのものであったか。
経営の舵取りをする今の私には痛いほどよく分かります。
神戸や西宮、淡路島などの被災地で事業を営んでいた経営者の多くは、
父と同じように借金をしてでも早期の事業再開に踏み切りました。
もし私が、60歳を過ぎてあのような状況に陥り、
「もう一度、多額の借金をしてやり直せ」と言われたら……。
続きは次回の配信でお伝えします。





























