前回からの続きです。
清掃付きマンションを取り組むための
経営者としての動機と理念が重要です。
後継者が新しい事業を始めることは大切です。
既存事業はいつか下降線をたどります。
それに対応するために
既存事業で新商品や新サービスを開発するか
新事業を立ち上げるかです。
どちらにしても新しいことを後継社長が
始めなければ、長期的な成長は望めません。
その時に、会社のトップである後継社長が
「この事業は儲かるからやるぞ」
と、言ったとして社員は素直に従うでしょうか。
社員の立場で考えると
後継社長が儲かるからやるといった事業に
本気で取り組めるでしょうか。
皆さんも想像していただけば
上司が儲かるからやると言われても、
「あなたのお金のために、わざわざ仕事を増やしたくない」
と思うでしょう。
ヒトは感情で判断するものなので、
心に訴えかけなければ、社員は動いてくれません。
私はB氏に
「既存事業でも新事業でも
あなたの覚悟次第ですね。
あなたが世のため人のために
やりたい仕事。
そしてあなたにしかできない
使命を 考えればよいでしょう」
B氏はちょっと驚かれていました。
きっと、厳しい経営状況で
業績のこと、おカネのことばかりを考えていたのでしょう。
周囲の話を聞きすぎたのかもしれません。
そこから、一歩踏み越えて
高い位置から経営を考えることは
後継者・後継社長として、必須です。
自分の周囲がどうあれ、
自分が○○したいという
その気持ちや考えが大切です。
では良い週末をお過ごしください。