前回からの続きです。
後継社長のつらいところは
自分で借りたわけでない借金を背負ったり
自分で契約していないのに、被害をこうむったり、
納得できない時もしばしばあります。
A氏も先代がご病気で引き継ぐ時間も大変短く
本業をつぶさないように、必死に活動されたので、
保証人の契約の詳細まで確認する時間がありませんでした。
もし、時間をかけて、事業承継をしていれば、
経営ノウハウをしっかり後継社長に引継ぎだのちに、
財務や契約などをじっくり検討し、
引き継ぐ際に改善できたでしょう。
そして、それを交渉する方法も多数に。
私がいつも言っているように
時間をかけて事業承継することで
将来のリスクを大きく軽減できます。
A氏はその大変な経験をとご自身の業務の知識をいかして
今後は、新しいビジネスを始められるそうです。
よい週末をお過ごしください。