先日ある後継社長の方からこんな相談がありました。
「実は会社を引き継ぎたくなかったんです」
「本当はやりたい仕事があるんです。」
後継社長ならよくある相談です。
誰しも、思い通りの人生ではありませんから、
やりたいことと現実は乖離していることも
あるでしょう。
私もかつては、やりたいことと会社の事業が
全く違うことがありました。
私の会社はもともとは輸入婦人服小売業でした。
私は入社した当初、婦人服は全く興味がなく、
やる気もありませんでした。
そもそも、「かわいい」が分からない(涙)
とはいえ、
興味がないから仕事しない、成果を出さない。
というわけにいかないので、
結果を出すだけを考えて、実行しました。
その際に、
マーケティングや販売技術など
売り上げ増大につながる知識やノウハウをためていきました。
そうして、当初は1店舗だったものを最大4店舗にまで広げることが
できました。
そうやるうちに、婦人服のことは相変わらず好きではなかったのですが、
仕事の中で自分が好きなものが見つけることができていきます。
例えば、当社は海外から直接仕入れだったので、
イタリア・フランスまで仕入れに行くことは「旅行好き」「海外好き」な
私にとって、楽しい仕事内容になります。
仕入れに何回も行きたいので、
たくさん売ろうとモチベーションを上げてました。
また。広告やDMなどデザインに関わる仕事も
成果物はカタチになり、顧客から反応も楽しかったので、
これも自分でやってました。
その他にも細かいことで、この部分は楽しいという
ことを増やしたのです。(掃除も好きでした)
また、当初はできなかったことでも、
自分がスキルアップしてできることも増やしました。
例えば、当社には人事管理方法が俗人的だったので、
雇用契約書をつくり、定期的に面談するなど
人材育成にも力を入れました。
続きは金曜日に。