アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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技術も経験もある人材を使いこなしてこそ後継社長 ①

今年も残り1ヶ月です。
カレンダーの都合で12月24日で
仕事納めの方のいると思います。
弊社も基本的に24日終了。
(私は28日まで仕事です)

今年は忘年会が難しいので、
せめて、クリスマスに
ランチをテイクアウトして、
スタッフへ1年のねぎらいをします。
「システムなんかで無理です。
手作業でないとできませんよ。」

卸売業A社の事業承継で、
ベテラン部長がこう言いました。

A社は地域に根付いた販売方法で、
即日納入できることを強みに、
建設現場や工場、大型小売店などに
多くの商品を卸売りしています。

電話があってから、スピード納入が命ですので、
その場でいちいち伝票など書きません。
担当者も会社に電話で連絡し、在庫を確認して、
自分で配送に行きます。

納入伝票や請求書は相手先の書類をそのまま使っているので、
取引先ごとに膨大な書類があります。
営業担当が本社内の事務に○○会社用の伝票で
作成指示をするので、ミスややり直しも多いのです。

これを後継者Bさんがなんとか改善しようとします。

もともと、大手アパレル会社のITシステムを担当していたので、
自分でプログラムはできなくても、
使える技術やソフト、それに見合うコストはおおよそ把握しています。

そこで、社内の効率化のために
営業や経理の担当部長と話すと
上記のように、全否定されました。

では、続きはまた来週!

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【第230回】ポッドキャストが配信されました。

第230回 後継者・後継社長のための退職金について
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
後継者・後継社長は退職金で苦い経験をしていることが多い。
従業員に払う退職金、現経営者に払う役員退職金など
後継者・後継社長にとって、避けては通れないお金の話。
退職金制度の成り立ちや中小企業ならではの規定作成と
役員退職金規定の重要性について解説しています。
早く作成しなければと思える内容です。
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後継者にとって必要な事で一番になる ②

会社を経営する社長には、弱点があってはいけません。

事業承継で失敗している会社は
ある分野の事業承継の準備を怠ったために
最終的に全体が失敗するのです。

ですから、後継者にとって必要な知識をまずは学びます。
その後に後継者が得意な部分を伸ばして会社を経営する方法を
共に考えます。

この息子さんは、社内を融和させる能力に優れています。
社員が以前よりも、のびのび働いており、離職率も低下させています。

リーダーシップとして
ぐいぐい引っ張るK氏から、
個人の能力を生かす息子さんに変わっていくでしょう。

その組織の変革を
緩やかに確実に実行する方法が
事業承継では重要です。
それを経営者と後継者に共に分かってもらうことが大切です。

何でも一番でなくてもいいのです。
会社を経営することに社内で一番になればいいのです。

では、また来週!

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後継者にとって必要な事で一番になる ①

創業社長の方のバイタリティーをいつも尊敬しております。
何が何でも成し遂げる意志の強さは
私の含めて後継社長にはないものです。

それゆえ、創業社長が後継者に
自分と同じやり方を求めてしまう傾向が強いです。

しかし、同じようにはできないのが
事業承継の現場です。

どんなに優秀は後継者であっても、
現時点で、経営者と同じ事はできません。

経験も、能力も、時代背景も、価値観も違うためです。

先月のことですが、ある経営者の集まりで
経営者Kさんが息子さんに
「営業成績で一番にならなければ、意味がない」
と、電話口で話されていました。

これはある意味真理であり、
ある意味で間違っています。

Kさんの会社は製造業に消耗品を販売しています。
取引先に担当が割り振られ、販売実績を競わせています。

Kさんはとても苦労されて、現在の会社を作り上げた
カリスマ的な方です。
業績は「自分で作るものだ」という自負があります。

確かにその通りです。
しかし、息子さんは優秀であり、平均以上の成績ですが、
トップセールスマンではありません。

営業能力を高めることは重要ですが、
Kさんはすでに70歳で事業承継を検討しているのです。

でしたら、
息子さんには営業能力よりも育成する能力があります。
例えば、リーダーシップ力や財務力です。

では、続きはまた来週!

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時間と経験がその人の安心感を創る ②

後継者の皆さんは
ついつい成果を早く求めがちです。
かつても私もそうであったので、
成果を出して、一人前の経営者として
認められたいと思い、実行することは
とても大切です。

ただし、仮に成果が不十分だったとしても
落ち込まなくてもいいのです。

出来たことを自分自身で認め、
改善できることを繰り返せば
よいのです。

私はいつも後継者の皆さんに
申し上げていることは
「後継者の最大の強みは時間があること」
そして、少々の失敗は許されて、
それが将来の経験となることです。

事業承継においては
今後10年20年先を考え、
企業としては50年100年を
生き残ることを目指します。

成果を焦らずに、
ひとつづつ、階段を上るように
行動することも
時に重要と思って、
肩の力を少し抜いても良いかもしれません

では、また来週!

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【第229回】ポッドキャストが配信されました。

第229回 商家の家訓から学ぶ事業承継[株式会社島津製作所編]
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

老舗企業の家訓から、長く続いている秘訣を学ぶシリーズ。
今回は日本を代表する製造業、株式会社島津製作所。

2代目社長の島津源蔵が会社を発展させ、
その理念を30条の家訓に残した。

事業の邪魔になる人15条と家庭を滅ぼす人15条のあわせて30条です。

会社を発展させるには、職業人としても、社会人としても
守るべき考えや行動があることを改めて感じます。

そして、特に事業承継・後継者後継社長に知って欲しい
条文について解説しています。

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時間と経験がその人の安心感を創る ①

「家が売れ出したのは40歳前後からです。」

ある事業承継の相談時に
住宅販売の経営者A社長がこのように話されました。

A社長は創業社長で30歳で独立し、
新築住宅を販売して、35年となり、
地元では安心して家を建てられる工務店として
信頼を得ています。

その社長は家が売れるまでの
30歳から40歳は、とても厳しかったと
言われました。

創業社長は情熱もって、会社をおこしたので、
なんとか収益を上げるために、
大変な努力されています。
私はいつも尊敬を抱き、相談にのっています。

A社長も
40歳までは家があまり売れず
下請け仕事など、ご苦労されました。

しかし、40歳をすぎた頃に、
売り方は変えなくても、徐々に業績が伸びました。

それには様々な要因が考えられますが、
経営者としての自信から、
顧客が安心感を感じることだと言えます。

顧客は販売担当者の言葉の中身の正確さ、
よりも、
言葉を発する人物からの安心感で
高額な商品を購入することが多いのです。

もちろん、
住宅ですので、顧客の好みのデザイン力や
デザインから感じる価値より価格がお得であること
会社が長く続いている信頼感など
多くの要因が関連しています。

しかし、
やはり最後はヒトですので、
その担当者の言葉に安心感を感じ、
信頼されることが重要でしょう。

そして、
この安心感を与えるには
やはり時間と経験を要します。

では、続きはまた来週!

 

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【第228回】ポッドキャストが配信されました。

第228回 後継社長として事業を広めるために、様々な経営改善をした老舗企業3代目の挑戦:株式会
社シバヤマ 柴山聡一郎社長 インタビュー【解説編】
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
老舗企業として様々な事業を展開してきた株式会社シバヤマにとって、時代に即した新事業を展開するのが、会社の風土となっている。
そのDNAを受け継いだ柴山社長も事業を広げている。
ただし、後継社長にとって、新事業を始めることの難しさがある。
成功のポイント
・新規事業には新人材を、社外から採用する
・時代に合うように、制度の変更と業務を効率化
・後継者時代に積極的に人脈を広げ、チャンスを得た
後継者にはお聞きいただいたい内容です。
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目的と手段の見据え方 ②

前回の続きです。

○○のためにやっていた活動が

いつのまにか、その活動することが重要に
なってしまう。

数年前に、ある会社では
営業担当者が1日の終わりに帰社し、日報を書いています。
その日の活動を報告し、上司と相談するためです。

ある時に、業務改善の一環で、
日報を電子化し、メールで送ることで
営業担当者が直帰できることを検討しました。

今考えると、日報の電子化とメール+映像通話で
直帰せずとも、同じ事ができます。
効率化ができ、問題はありません。

しかし、
当時に反対していたベテラン社員や管理者は
「顔をみずに報告などダメだ」
「報告書は手書きで書くほうが情報が多い」
などと言ってました。

これも、手段と目的が入れ替わってしまったのです。

大切なことは、目的をしっかり見据えることと
その効果を十分に計ることです。

皆さんの会社にも、
同じようなことがあるでしょう。

その場合はじっくり取り組んで
目的を社内に再確認させてから、
手段を変えていきましょう。

では、よい週末を!

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目的と手段の見据え方 ①

先週に久しぶりにゴルフに行きました。
コロナが流行していますが、
屋外で少人数のゴルフは人気のようで、
平日にも関わらず、ほぼ満席でした。

その際に、一緒にまわった
先輩経営者Aさんから、ゴルフにまつわる話をお聞きした。

ゴルフをする方はご存じのとおり、
日本のゴルフコースではグリーンが2つあります。
芝生の保持のため、
どちらかを使用し、どちらを休ませます。

しかし、海外コースの多くはグリーンが1つです。

なぜなら、
そもそも、ゴルフというスポーツは
ティーグラウンドからグリーンのカップへ
遠くて小さい場所を目指して、打ち込むスポーツで
その課程において、技術や思考を競うものだからです。

つまり、そのコースにスタートとゴールが
いつも決まっていることが大切であり、
それを毎回どのように攻略するかが
楽しみであるということです。

何事にも
原理原則を知り、「そもそも」の目的を分かることは
物事を深く知るために重要です。

では、なぜ日本のゴルフコースはグリーンが2つあるのでしょうか。
日本のゴルフでは、芝生の発育はヨーロッパほど早くなく、
1つしかグリーンがなければ、
芝生がはげてしまい、良いプレーが出来ないためです。

つまり、良い状態でゴルフができるように
プレーヤーのために、2つにしています。
ゴルフを楽しんでもらうための手段です。

しかし、時が流れて、
日本にはグリーンが2つ有るのが常識となってくると
今度はグリーンが1つしかないゴルフコースは
不十分に考える人が増えていきます。

なぜ、グリーンを2つ作らないのか、
名門コースのなのに、残念だ
などです。

いつのまにか、目的と手段が入れ替わり、
手段が重要視されました。

経営でも同じ事がありえます。

では、続きは次回に!

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