アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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誰にも言えない悩み・・・導き方①

先日、ある後継社長A氏とお会いして

「本当に悩んで、朝4時まで寝れないときもあります。
会社をこうしなきゃ、という想いは伝わらないのですね。」

A氏は先代が創業した複数の飲食店(8店舗)を引き継いで、
頑張って経営されています。

会社は先代のカリスマ性で成長してきました。
A氏が社長になっても、業績好調で大きな問題はなかったのですが、
今はコロナの影響を大きく受けました。

この状況でやもえず、半数を閉店。
残りの半数の店でテイクアウトや時短営業で
なんとか頑張っていますが、
赤字は増えるばかりです。

A氏への、社内の風当たりは厳しく、大いに悩んでいます。

最も悩ましいことは
閉店するスタッフからかなり厳しいことを言われたようです。
もちろん、A氏は閉店するスタッフも
他店に移動して、雇用は守ることは伝えています。
それでも、閉店を決断したA氏を非難する従業員は多いのです。
A氏は、大きなストレスで夜も眠れず、
メンタルも下がっていました。

とても、つらいと思います。

私の会社も元々は飲食店や婦人服店を営んでおり、
それらは一旦成長させましたが、最終的には
全て閉店させました。

店を閉店することの、
大変さやストレスの大きさは
嫌と言うほど分かっています。

私の場合は
飲食店を閉店するのに
「お前がきたから、閉店になったんだ」
と、料理長から包丁を突きつけられました。
(死ぬかもと思いました)

15年も前のことなので、
今では冗談で話せますが、
当時は寝られない日々でした。

でも、そのことを誰にも相談できませんでした。
社内・社外、そして、先代にも。

では、続きは次回に!

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【第254回】ポッドキャストが配信されました。

第254回 後継者・後継社長のための地域で生き残る経営戦略とは

9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
会社を長く繁栄させることは後継者・後継社長に課せられた義務です。
しかし、今後10年20年先の経営について考えると不安になる
後継者・後継社長がとても多い。
しかも、地域では人口減少や地域経済縮小で将来を暗く感じます。
そこで、衰退する業界や地域であっても、生き残る経営戦略についてお話しします。
どんなに厳しい業界でも、顧客は0になりません。
最後まで生き残った会社が残存者利益を獲得して、長く続きます。
そのために必要な自社の高付加価値化、M&A、DX化について解説します。

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相手の話をじっくり聞く 事業承継②

前回の続きです!

これまで、何十年も経営者として
自分が会社の中心であったのに、
後継者が中心の会社に代わっていくことへの
不安があり、
頭でわかっているものの、感情がついてこない。

誰でも、頭と心が一致しないことは
しばしばあります。

そんな時には、意に反した行動になります。

それを改善するには
自分の心を落ち着いて見直すことが重要です。

私も事業承継の現場では
心理学や脳科学の知識を多用して、
経営者や後継者の感情を落ち着かせ、
正しい行動に導きます。

このB氏にお伝えしたことは

まず一つ目

「経営者A氏の不安をじっくり聞く」
ことです。

誰でも変化は怖い。
明るい未来への改善ではなく、
自分が身を引くことの不安です。

この不安に、しっかりと向き合うことで、
自分の心を平常に戻すことが大切です。
そして、
不安におびえている人は
悪いことばかりを考えます。
だから、対策としては
「○○より、ましだ」
最悪の状況をあえて考えさせて
それより現状が良い状況であること、
未来はそこまで悪いことが起きないことを
自分で考えさせます。

事業承継のコンサルティングの半分は
コンサルタントが相手の感情をコントロールすることです。

詳しい内容は
セミナーでも話しているので、
いつでもご参加ください。

では、よい週末を!

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相手の話をじっくりと聞く 事業承継①

「先代が事業承継を進めてくれるために
何をすればいいのでしょうか。」

ある後継者の相談でした。

株式会社X経営者A氏は74歳、後継者B氏は42歳。
B氏はA氏の甥にあたります。

B氏は30歳で別会社起業し、10年です。
A氏が40歳の時に後継者として
X社に入社したのですが、そこから2年間は
事業承継が進まず悩んでいます。
異業種から入社したB氏でしたが、
経営することに関しては、10年の経験があり、
業績も増加、資金繰りを改善するなど
社長としての資質と経験は十分です。

しかし、
経営者A氏が事業承継を進めないだけでなく、
社内の情報をB氏に伝えないようにしています。

事業承継に抵抗しているのです。

経営者が事業承継に抵抗することは
よくあることです。

では、続きは来週に!

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【第253回】ポッドキャストが配信されました。

第253回 後継者のつらさを経験し、飛躍するためのポイントとは:株式会社京南 田澤孝雄社長 インタビュー【解説編】
9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~
ポイント1
後継者の多くが、自社に戻ってから辛い日々を経験します。
「キャリアを捨てて、なんで戻ってきたのか」と悩むこともあります。
そこを通り抜けることで、ヒトとして成長します。
ポイント2
自社を引き継ぐ前に経営を経験し、経営知識を身につけた。
別会社の社長となり「社長だけが学べること」を知ります。
口座の残金が0になり、資金繰りを体験したり、
社内でおきるヒトの問題を解決することなど。
別会社まで作らなくてもいいですが、リーダーの経験は重要です。
ポイント3
新事業を進めるにあたり、経営者(先代)を粘り強く説得した。
自分で進めるのではなく、会社として筋をとおすために
経営者を説得する日々が、社内での信頼を高めた。
諦めない精神が大切です。
株式会社京南
一般社団法人2代目お坊ちゃん社長の会 代表理事

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相手に分かりやすく伝えるには・・・②

極端な言い方をすれば、
専門用語やカタカナを全部使わずに
平易な言葉を使いましょう。

冒頭の後継者なら
射出成型という技術名は使わずに
「何ができるか」の製品名や
完成してできる内容について話します。

重要なことは
その言葉遣いが相手にわかってもらえるかを
常に確認してほしいのです。

そのためには、社内や業界の人間ではなく、
異業種や素人と出会うことが重要です。

つまり、積極的に会社の外に
飛び出して、人に会うことが大切です。

これによって、後継者自身が
新しい視点がわかるようになります。

これが大切なのです。

事業承継したのちに、
後継社長が何か新しい事業や製品開発・販路開拓を
実行して、会社を成長させます。
その時に、この異業種の知恵や素人の視点を取り入れて
会社の成長させることに役に立ちます。

後継者時代にしか、
得られない経験です。
ぜひ、積極的に社外の体験を増やしてください。

では、今週も頑張っていきましょう!!

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【第25回】ポッドキャストが配信されました。

第252回 別会社で身につけた経営力で、新事業を展開するも高い壁に阻まれる。それを突破した秘訣とは:株式会社京南 田澤孝雄社長 インタビュー【後編】9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

別会社の介護事業はヒトやカネの問題がありながら、2年で経営が落ち着いた。

その自信から、自社の新事業として洗車スペースを作ったものの、

導線が悪く、収益が上がらない。厳しい状況のなかで、

「洗車だけで集客」と視点を変えたら、事業が急に上手くいった。

この洗車ビジネスをFC事業で広げようとすると、父親が猛反対。

実績もあるのに「なぜ、反対するのか」と悩むものの、粘り強く説得した。

そして、あるきっかけで、事業が前に進みます。

新事業をなかなか進められない後継者はぜひお聞き下さい。

株式会社京南

https://kyounan-gr.com/about/

一般社団法人2代目お坊ちゃん社長の会 代表理事

https://2daime.or.jp/association-overview/

こちらから、お聞きください。
【Apple Podcast】 https://apple.co/3gxA0u7

【Google Podcast】 https://bit.ly/2UMVV8O

【Amazon Music】 https://amzn.to/3DkRKCL

 

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相手に分かりやすく伝えるには・・・①

ある後継者がオンラインビジネス交流会で

「うちは射出成型の独自技術でなんでも作るので
ご要望があれば、いつでも問い合わせください」

元気があって、良いのですが、
おそらく、このプレゼンでは、問い合わせはないでしょう。
その後継者は私の顧客ではなく、
20名ほどのオンライン交流会で初対面で、
アドバイスもできませんでした。

問い合わせがこない理由として、
「射出成型の独自技術で何でも作る」
と、言われて、皆さんは何を想像しますか。

射出成型に詳しい方なら別ですが、
ほとんどの方は、何も思い浮かばないでしょう。

本人は自身満々に話していても、
相手に全然響いてないのです。

なぜなら、
射出成型の技術で何が作れるかわからないし、
何が他社より優れているか、まったく情報がないためです。

例えば、
スペインのおいしい料理なら想像できても
エストニアのおいしい料理はイメージないですよね。

人間の脳は、そもそも知らないことは
スルーするようになっているのです。

なぜなら、脳の記憶容量は有限なので、
必要なことだけに使いたいとプログラミングされているためです。
記憶容量を使いすぎるとパソコンの様にフリーズします。

だから、ちょっと考えてわからないと
あきらめて、次のことを考えます。

子供が難しい算数の問題が解けなかったら
あきらめるのと同じです。
(一部の算数好きな子供は別ですよ)

だから、自社の技術を相手にわかってもらうには
相手の知っている言葉を使って、
わかりやすくすることです。

では、続きは次回に!

 

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エコトーン ②

前回の続きです。

理由は二つ
・先代経営者の持っている経験や知恵が引き継げない
・社員が変化のスピードについてこられない

長く経営してきた経営者(先代)には、
ピンチを切り抜けてきた経験があります。
成功した経験より、失敗から学ぶことの方が
本質的であり、現在でも活用できる知恵です。

その知恵を、受け継いで経営することで
老舗企業はそうやって長く反映しています。
なぜなら、経営者というのは、非定型的な決断が求められます。
明確な正解が分からない状況で、
AかBかの選択に必要なことは
情報収集と経験からの決断力だけです。

この経験が後継社長に少ないことは
当たり前です。

だから、先代は会長など役職になって、
必要な経験と知識を次世代につなげるが
会社を末永く発展させるために必須です。
昔は「ご隠居」ということで、成立してました。

現在の中小企業としては、
社長が替わっても、会長がいることで、
会社組織として継続性を示すことが
社員に安心感を与えることにもなります。

二つ目の社員が変化のスピードについてこれないのは、
人間は変化に弱いため、不安になり、
その不安を見せないために、反発する
という、メカニズムがあります。

表面上は反発する社員の主張を
解決しようとするのですが、
それでは、根本的な問題解決にはなりません。

変化のスピードについてこれるようにする
そして、その人物に安心感をああ耐えることが
後継社長の役割です。

その時間がエコトーンであり、
境界地帯です。

事業承継の期間を
陸でもなく、海でもないと
考えれば、皆さんなら
どのように活動できるでしょうか。

今週も頑張って行きましょう。

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エコトーン ①

先日、地元で有名な企業の経営者が
こんな話をされていました。

「エコトーンという言葉をご存じでしょうか」

私は知らなかったのですが、
エコトーンというのは

生態学において、陸域と水域、森林と草原など、
異なる環境が連続的に推移して接している場所。
一般に、生物の多様性が高いことで知られる
学術的には、移行帯。推移帯、と言われます。

分かりやすい場所は干潟です。
陸と海の間にあり、明確な境界線で
区切っているのではなく、
干潟という幅広い場所で陸と海を分けています。

そして、この干潟に多くの生物が生息し、
海にも陸にも恵みを与えてくれています。

このエコトーンが重要で、境界線のように、
はっきり区別することは
実はみんなのためには
ならないと言うことを教えていただきました。

干潟を埋め立てて、岸壁にしたことで、
生物は減り、環境を悪化させている場所が多いためです。

都市工学は専門ではないので、
河川や山などで、災害を防ぐための
堤防や整備は必要だと思います。

しかし、境界線をはっきり区別するよりも
エコトーンのように「境界帯」として
幅を持たせることが、自然の摂理と思います。

実は事業承継も同じです。

先代から、後継社長にバトンタッチする場合に
ある日を境に、はっきり変えてしまうことは
会社全体のために、マイナスになることがあります。

続きは、また来週!

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