アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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後継社長としてステージアップには

事業承継の現場では
私は経営知識とリーダーシップの重要性を
伝えております。

と同時に、それらをより効果的に発揮するためには
後継者・後継社長のメンタルが重要です。
何故かと言えば、
そのメンタルが全ての土台であるからです。

では、メンタルって何でしょうか。
人間の心の中の話なので
非常に多岐に及びますが
本日は「自己認識」について
書きます。

例えばセールス担当であれば

新人なら、駆け出しの営業マン
成績が平均的なら、一人前の営業マン
部内でトップを争うなら、優秀な営業マン
いつも成績トップなら、ナンバーワン営業マン

のように、自覚するでしょう。
これは、営業だけでなく、製造での、経理でも
「自分は○○だ」
と、自分で自分を認めます。
自分にラベルを貼ることです。
これを心理学ではセルフイメージと言います。

組織の中にいると、分かりやすいですが、
後継者であれば、どうでしょうか。

会社を引き継いで社長になれば、
肩書きが分かりやすいですが、
それまでの後継者時代に
自分自身をどのようにセルフイメージを
作っていくのでしょうか。

ここが重要です。

続きは次回の配信でお伝えします。

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第293回ポットキャストが配信されました。

第293回「社長の決断に反対する人はいない、だから、後継者は不安を感じなくてよい」株式会社

阿部製作所 村上俊介社長【インタビュー解説編】

9割がもめる社長交代~二代目社長が成功する極意~

村上社長のインタビューのポイント

1.入社3ヶ月で新しい仕事を自分で取ってきた

2.仕事が増えたことで人材を自分で採用した

3.後継者時代の「社長になって社員がついてくるか」

という不安はなくなる 以上について、解説しています。

ぜひお聞き下さい。

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理不尽を知る

前回の続きです。

私はビックリです。
そもそも、開店から1年間ずっと赤字にお店を
すぐに改善できるなら苦労しません。

私は心の中で
「あなたが作ったお店の赤字を
私の責任されても困る」
と、思ってました。

その後、A店を閉店するまで
約2年間は、ずっとこの調子で、
赤字の責任を背負わされて、
私はいつも理不尽さを感じていました。
そこから、父と喧嘩になり、
口をきかないことも、ありました。
(今想い返すと、反省します)

このような理不尽なことは
後継者にはよくあることです。

新しい企画や取り組みを全否定される
人手不足の部署に急に移動させられる
給料が勝手に減らされる
などなど

その時期は辛い思いますが、
実はそれを乗り越えることも
社長になるための訓練と思って下さい。

理不尽な事にあったとき、
ただ、憤るだけなのか、
少しでも改善するために努力するか。

その考え方や後継者の在り方を
身につける、期間だと思って下さい。

だから、私はA店では失敗したので
婦人服小売業では必ず成功するために
経営知識を学び、中小企業診断士の資格を取りました。

そこで、気づくのです。
後継者には、経営知識が必要で、
それを学ぶことの重要性に。

そこから、私は婦人服の小売店を最大4店舗にまで増やしました。

後継者の皆さんにとって、今は大変でも
それがきっと将来役に立ちます。
そのために、必要な経験と知識を得て下さい。

では、また来週

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理不尽を知る

私の会社は
昔は飲食店を経営していました。

私が28歳の時に事業承継の第一歩として
その飲食店を任されました。

その店「A」は
当時、はやりのイタリアンレストランですが、
開店から1年間ずーと赤字続きでした。

当社は元々婦人服小売業だったので、
新事業として飲食店Aを始めたのですが、
異業種なので、正しい運営ができずに
父親も困っていました。

現場は料理人と店長に任せていれば、
大丈夫と思っていたのです。

父は現場の改善点が分からないので、
私に立て直し託しました。
(私は前職で飲食店勤務だったので)

私も「大赤字」のお店なので、
なんとか改善しようとしますが、
なかなか上手くいきません。

私も飲食店の経験を活かして、
改善策をするものの、
現場のスタッフにとっては、
いらぬお世話でした。

私も当時は心理学やコミュニケーション力を
身につけておらず、怒るばっかりで、
店舗をまとめることができず、
成果は全くでませんでした。

そして、2ヶ月後に私は父から言われます
「赤字は全然、減ってない。どうするつもりだ」

続きは次回の配信でお伝えします。

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第292回ポットキャストが配信されました。

第292回「社長になったら、とにかく毎日改善。新しい仕事を作り出し、成長する後継社長」株式会社阿部製作所 村上俊介社長【インタビュー後編】9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

35歳になったら社長を交代すると相談して、叔父と決めていた。

仕事が増えていたので、人材を多く採用してきた。

自分が採用した従業員は新しい仕事も積極的に取り組み、

さらに成果を出した。

結局、自分より古い従業員はほとんどいなくなった。

若手を採用したので、従業員の道しるべを作った。

そのことで、従業員同士の理解も深まり、

現場の一体感が出た。

「この会社でよかったと言ってもらえることが嬉しい」

話す後継社長に力強さを感じました。

と話す後継社長に力強さを感じました。

ぜひお聞き下さい。

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知らないことは納得しない

前回の続きです。

経営者や後継者の方の多いのは
「納得したら、事業承継を始めます」
という言葉です。

納得して行動することで、
よりよい成果が出せるのは
間違いありません。

しかし、これは
「経験したこと」であれば、
「そのことができる」ことが前提で
メリット・デメリットを判断できる場合です。

つまり、初めて事に対しては、
「できる」かどうか、分からないので、
納得して行動することは、ないのです。

未経験でも行動できる場合は
「詳しくは分からないが、やってみたら
良さそうだ」という期待です。

そして、その期待は
他社が上手くいった事例や
正しくできる知識からもたらされます。

事業承継で最も重要なことは
「正しい事業承継の知識」です。
しかも、全体が分かる総合知識です。

柔道の受け身も我流ですると
痛いだけです。
でも、先生から正しい方法を学ぶと
受け身は「痛くない」。

貸借対照表の数値も
正しく学ぶと、会社の現場につながり
数字を見るのが楽しくなります。

重要なことは
納得するために
正しい知識を学ぶことです。

後継者・後継社長には
この正しい事業承継に必要な知識を
学んで欲しいのです。

そのことが、あなたとあなたの会社の未来を
守り、明るく発展させる原動力になります。

そんなことを、メルマガやポッドキャスト、
次世代経営協会などで、私はお伝えしてます。
少しでも皆さんのお力になればと。

では、また来週

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知らないことは納得しない

ある心理学の先生が
「未経験のことは納得してから
行動することはない」
と、教えて頂きました。

誰でも、初めてやることは、不安が大きく、
なかなか始められません。

例えば、
柔道をしたことのない人に
「受け身」の練習やってみよう。
と、言われても、痛そうでなかなかできません。

経理で、
貸借対照表を読んで、財務状況を理解しましょう
と、言われても、見るだけで眠たくなります。

誰でも、初めてやることは難しく、
やる気が起きないのが普通です。

しかし、成長すると言うことは
「でないこと」が「できるようになる」ことです。

私は日曜日に地元の小学生にサッカーを教えています。
子供に「何故、練習するか」と聞かれると
上記のように答えます。

そして、出来ること(サッカーの技術)が増えると
サッカーの試合が楽しくなるためと言います。

事業承継でも同じです。

続きは次回の配信でお伝えします。

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第291回ポットキャストが配信されました。

第291回「プロサッカー選手から叔父の会社に入社し、引き継いだ後継社長の覚悟の決めた働き方とは」株式会社阿部製作所 村上俊介社長【インタビュー前編】

9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~

プロサッカー選手を引退後、サッカー教室を始めたが、東日本大震災で頓挫。

失意の中、生活のために実家の敷地内にある叔父の会社に入社した。

バイトのつもりが、入社時に「やるからには引き継ぐつもりでやれ!」 と叔父から言われた。

入社後、会社の状況を見ていると、 「このままでは潰れるかもしれない、実家もなくなるかも。」 と気づき、生きていくには避けて通れない道だと気づき、 我武者羅に働いた。

現場で認められるために、会社の仕事だけでなく、 自分で新しい仕事をとってきた。

とにかく、他人の2倍は働いて成果を出してきた。

自社と自分の将来のため、懸命に働く後継者の物語です。

 

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財務への責任

前回の続きです。

Aさんは、非常に驚いたものの、
追加融資がなければ、倒産です。

先代は「お前がやれ」とだけ言われたそうです。

そこからAさんの地獄が始まりました。
売上以上の借入金があり、
実質債務超過という財務状況でした。
毎月の返済と、新規顧客の拡大、
従業員との関係性など問題は山積みでした。

当時のAさんは「債務超過」の意味すら
知らないほど、財務には疎かったのです。

これは、先代が資金や財務を担当し、
内情を一切見せなかったためです。

Aさんは、
「後継者時代に、
もっと資金繰りや財務について学び、
責任感をもって、先代に数字を見せて
もらったら、ここまで厳しい状況には
ならなかった」
と、言われていました。

後継者時代には、自社の財務諸表は
あまり見ないことがお多いです。

そもそも、
財務に詳しくなければならない、とか
財務諸表を見ることが社長力につながる、とか
今の財務内容は自分が将来引き継ぐもの、とか
正しい情報を教えてもらうことがありません。

とても重要なことであるのに、
後継者時代に教えてもらえないのは
中小企業の事業承継を難しくさせる
要因のひとつです。

後継者こそ、
数字に強くなる!
これが重要です。

Aさんは、その後、別事業を立ち上げ
収益を改善させています。
この事業も、数字に強くなったことで、
確実に成果が読める事業を構築したのです。

では、また来週

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財務への責任

先日、ご相談を受けた後継社長Aさんが
事業承継直後に悩んでいたことが、
自社の借入金の重さでした。

Aさんはお父上が創業した部品製造業を
引き継いでいます。
職人出身のお父上は大手企業B社の下請けとして
品質が高く、価格も安いということで
信頼を得て、売上を伸ばし、工場も増設し、
従業員も13名になっていました。

その時点で売上の8割がB社になっていました。

ところが、B社の下請けへの方針が変わり
A社への発注量と単価が、年々低下し続けて、
最終的にはピーク30%までに減少したのです。

後継者のAさんは、サラリーマン経験のあとに
入社して、経営が安定している時代から
徐々に厳しくなる課程を体験しています。

先代社長が
「良いものを作っていれば、受注量は回復する」
と、言い続け、新規開拓などはせずに、
大手への営業をますます強めました。
先代が頑張って取ってきたB社の仕事は
あまりに安い仕事で、受注時点で赤字仕事です。

Aさんも「やればやるほど」、赤字が広がる仕事に
「これで大丈夫か」と、思ってました。

先代が「銀行に借りているから、問題ない」
と、言われ、不安ながらも、納得していました。

その不安は2年後に実現します。
あるとき、先代と銀行に連れて行かれ、
「息子さん(Aさん)に経営者を変更し、
連帯保証を引き継ぐなら、追加の融資をします」

続きは次回の配信でお伝えします。

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