前回の続きです。
事業承継にしろ、N&Aにしろ、
現在の社長から次の社長にバトンタッチします。
次の社長がやりやすい環境を作り、
会社の価値を高めて、喜んで受け継がれることが現在の社長に求められています。
次の経営者に「こんな、良い会社を引き継がせてもらった」と、
言ってもらえたら、経営者としての最高ですね。
ただし、これがなかなか難しい。
社長は自分のやりたいことを続けてきたので、
他人がやりやすい環境を作ることは苦手です。
私も会社を経営しているので気持ちは分かりますが、
やはり、会社が長く続いて欲しいと思うなら、
次の世代のことも考えて今の社長がやるべき準備が何より大切です。
事業承継を考えはじめると自社株や不動産などに意識がいきますが、
それと平行して次の世代が経営しやすいような、
環境作りや経営改善は重要です。
商家では子孫のために自分の代で始末をつける課題を意識的に実行していました。
そうすれば、
次の世代が会社を「継ぎたい」「継がせて欲しい」となることを知っているためです。
事業承継を考えたらまずは経営改善から!
覚えていただければと思います。