アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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3代目がV字回復させた秘訣

 

前回の続きです。

 

どの企業にもピンチは訪れます。
その苦境を前に、「何としても乗り越える」という信念が何より大切です。
たとえ具体的な方法が見えず、根拠がなくても、
「何とかしよう」と思う気持ちこそが、経営にとって最も重要な要素なのです。

 

ちなみに、「マネジメント」という言葉の語源には「難しいことをなんとかする」という意味があります。

 

そしてこの「思い」は、家族の絆とも深くつながっています。
仕事だけでなく、自分の家や生きるルーツとつながっていると、
人は逃げずに困難に立ち向かうことができます。
そうするこで、助けてくれる恩人が現れ、難局を乗り越えられる。
これはポッドキャストのインタビューで多くの後継社長がお話しいただけています。

 

私はよくこう話します。
「後継者・後継社長は、一般的には“苦労知らずで楽をしている”と思われがちですが、
実際はまったく違います。
苦労の種類が異なるだけで、皆さん非常に厳しい状況を乗り越えているのです」と。

 

引き継いだ事業を堅実に経営し、未来へと発展させていく。
これが「後継社長経営」の王道だと考えています。

 

音声配信も行っていますし、

次世代経営協会の場ではその場でご自身の聞きたいことを直接質問することもできます。

後継者にとって悩みを話せる場所は、
実際にそれを経営してきた方から聞くことが一番の学びになります。

 

それでは、また来週お会いしましょう。

 

音声配信はこちら
https://listen.style/p/2daime/c82ouyqz

ユーチューブはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=gecsTZk6VXU

現社長様、後継者様、私にお任せください!「事業承継」ならアシスト2代目までご相談ください!!お問い合わせはこちら!

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3代目がV字回復させた秘訣

先日の次世代経営協会の定例会では、
オーダースーツの「シュウ・カワグチ」会長、川口菜旺子(なおこ)様を

ゲスト講師としてお迎えし、スピーチをいただきました。

▼シュウ・カワグチ
https://www.chumon-fuku.co.jp/

 

「シュウ・カワグチ」は創業から100年を超える老舗テーラーであり、
現在の代表は4代目(川口会長のご子息)となります。

 

私はご縁があり、3代目の川口会長とは10年来の「後継社長仲間」です。
以前には、私のポッドキャスト番組にもご出演いただきました。
今回は、次世代経営協会でのご登壇という形で再びお話を伺う機会を得ました。

 

初代がテーラーとして創業し、2代目の代で事業は急拡大。
しかし、その2代目が急逝されたことで、3代目である川口会長が事業を引き継ぐことになります。

ただ、その後の経営は苦難の連続でした。
引き継いだ当時は売上が大きく低下し、借入金も非常に重く、
専門家からは「清算」すら勧められたそうです。

それでも川口会長は、「なんとしてもこの会社を残す」という強い信念のもと、
顧客を一人ひとり増やしながら資金繰りを立て直し、ついに4代目へのバトンタッチを果たされました。

 

これこそが、後継社長の強みだと感じます。

 

ご本人いわく、「もし後継社長でなければ、とっくに自己破産していたと思う」とのこと。
日本には自己破産という選択肢があり、一度だけリセットが可能です。
もちろん、それも簡単な決断ではありませんが、
日々借金返済に悩まされ続けることを考えると、やり直すという選択が有効なときもあるのです。

 

しかし川口会長は、「絶対に会社を潰さない」と心に決めていました。
それは、幼いころに見た創業者である祖父の姿や、住み込みの職人さんたちと過ごした時間の記憶から、
「働いている人たちを守りたい」という強い思いがあったからです。

これこそが、後継社長の強みだと感じます。

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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事業承継の正しい順番とは

前回の続きです。

 

とはいえ、一から自分の型を作るのは時間がかかります。
そこで、先人の知恵を学び、それを活用することが有効です。

 

事業承継にも、一つの「型」があります。
当協会では20年にわたるコンサルティングの実績をもとに、
事業承継を7つのテーマに分類し、最適な順番を確定しました。

 

事業承継の成功に導く7つのステップ
1 後継者のメンタル

2 経営理念

3 コミュニケーション力

4 マーケティング

5 組織・人事

6 財務・資金

7 自社株対策

この順番で進めることで、事業承継は成功し、
企業は永続的な繁栄を遂げ、100年企業を目指せます。

逆に、この順番を間違えると、さまざまな問題が発生し、
会社の価値を大きく棄損する可能性があります。

 

この成功法則を、ぜひ士業の先生方に学んでいただき、
全国の経営者と後継者を救っていきましょう!

 

そして、皆さんがすべてを学んだ後に、
ご自身の個性が加わることで型破りのオリジナルな、
唯一無二のコンサルタントになります。

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事業承継の正しい順番とは

どんな仕事においても、「やる順番」はとても重要です。

例えば、カレーを作るとき、
材料を炒めたり煮込んだりする順番が決まっています。
この順番を間違えると、同じ材料を使っても違う味になり、
結果(美味しさ)が変わってしまいます。

 

コンサルティングでは、これがより顕著に表れます。

 

なぜなら、コンサルティングは相手を動かし、
その会社や組織に成果を出してもらう仕事だからです。
そのため、相手の気持ちを動かすための手順を理解していなければ、
良いコンサルタントとは言えません。

 

優れたコンサルタントは、自分の専門分野において「成果を出すための手順」を明確に理解し、
クライアントにタイムスケジュールとして提示します。

 

例えば、ホームページを作るときは、作業の順番が決まっていますよね?
ところが、コンサルティングでは「手順を明示できない」人が多いのです。

その理由は、契約後に何が起こるか分からないため、予防線を張ってしまうからです。

 

気持ちはわかりますが、この姿勢では成功しません。

なぜなら、いつも相手のペースで仕事をして、
「自分のコンサルティングの型」を持っていないためです。
一見すると、臨機応変しており、素晴らしいようですが、
成果を出すという再現性はとても低いです。

もちろん、柔軟に対応することも重要ですが、
「型」がなければ常に相手のペースに巻き込まれ、自分の強みも十分に発揮できません。

 

歌舞伎の世界では、基本となる「型」がないと「形無し」とされ、
評価が低くなってしまいます。

 

だからこそ、コンサルタントにも「型」が必要なのです!

 

続きは次回の配信でお伝えします。

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