本日は「中小企業の人事制度」についてお話しします。
事業承継の場面では、
人事制度や就業規則が10年、20年前のまま使われていることがあります。
もちろん、法律や社会の変化に合わせて見直すことは大切です。
しかし、現場で特に問題がなく、社員が納得して働けているなら焦って変える必要はありません。
大切なのは「制度を作ること」そのものではなく、「人が働きやすい環境をどう整えるか」です。
後継者の中には専門家と共に完璧で厳密な制度をつくろうとする方もいますが、
細部まで厳格に定めすぎるとかえって柔軟な運用が難しくなります。
中小企業には中小企業ならではの良さがあります。
ルールに縛られるよりも、社員一人ひとりの事情や特性を理解し、
温かく運用する“幅”を持たせることが大切です。
人事制度は「罰するためのルール」ではなく、「より良く働くためのマナー集」であるべきでしょう。
そして、評価や処遇を数字だけで決めるのではなく、
企業理念の実現やチームへの貢献など“目に見えにくい価値”も大切にする。
それこそが中小企業の人事制度の本質です。
そんな甘いことを言っても問題を起こす社員がいたら厳しいルールにしなければならない。
確かに、問題へは厳正に対処します。
でも、問題が起きないようにルールを厳しくすることはほとんどの社員を縛りすぎることになります。
失敗しないように行動することになってしまいます。
中小企業の人材制度は減点主義ではなく加点主義あるべきです。
それぞれができることを伸ばすための制度であるべきです。
つまり、何かができないけど社内のだれよりも○○ができる。
それを認め合うことです。
人事制度は「ルール」より「マナー」を
後継者の皆さん、
人事制度を見直すときは厳しさよりも“血の通った運用”を意識してみてください。
それでは、また来週。





























