私の音声配信番組
「9割がもめる社長交代 ~二代目社長が成功する極意~」
が400回を迎え、9年目に突入しました。
思えば、9年前に始めたこの番組が、ここまで続くとは思っていませんでした。
同時期に始めた方々のほとんどはすでに辞めてしまいましたが、
こうして続けてこられたのは、ひとえにリスナーの皆様と出演者の皆様のおかげです。
今回は、この音声配信についてお話しします。
皆様にとって、とても大切な内容になると思います。
そもそも、この無料コンテンツをここまで続けてきたのは、
「世の中に事業承継の現場や真実を伝えたい」
という私の信念があるからです。
一般的に、二代目や三代目の社長は「社長の子供」として、
世間から羨ましがられることが多いものです。
しかし、苦労知らずの「ボンボン」といったあまり良くないイメージを持たれることもあります。
確かに、私も幼い頃は美味しいものを食べ、良い服を着ていたと思います。
ただ、成長するにつれ「会社を継ぐ」という逃げられない義務が次第に重くのしかかってきました。
さらに、会社を継ぐとなると、先代が抱えていた借金もすべて背負うことになります。
親が作った借金を黙って連帯保証するのです。
その重圧がどれほどのものかは、実際に経験した人でなければわからないでしょう。
なぜなら、その借金は自分が借りたものではないからです。
しかし、父や母が借りたものであれば、子供として返済するのは当然の責任ともいえます。
もちろん、事業承継される会社は基本的にはいい会社であるため、
経営をしっかり頑張れば返せる借金です。
ただ、〇億円という金額を見ると、やはり足がすくむものです。
さらに、後継社長には
「成功して当たり前、失敗すれば無能」
という評価がつきまといます。
例えるなら、優勝チームの監督が引退し、新人監督が就任した際に、
優勝以外の結果は評価されないような状況です。
なかなか大変なものです。
しかし、それを悲観している後継社長は私のインタビューでも一人もいません。
「大変なこともあったけれど、引き継いでよかった」や
「自分らしい経営をすることで充実感がある」
と、皆が口をそろえて言います。
その真実を伝えたいと思い、私はこの番組を続けています。
9年目も、引き続きさまざまな後継社長にインタビューを行います。
これまで取り上げていない業種の方々にも声をかけたいと考えています。
「インタビューに答えてもいいよ!」という方がいらっしゃれば、
ぜひメッセージをお寄せください。
どこへでも伺います!
過去の放送も400回分ありますので、まだ聞いたことがない方はぜひお聞きください。
また、今回の400回記念として、セルフカバー解説も行っています。
一度聞いたことがあるインタビューでも、改めて聞いてみることで、
その当時は気づかなかったことが今になって理解できるかもしれません。
次は500回を目指し、すべての後継者・後継社長の力になれるよう頑張ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。





























