前回の続きです。
ただ、社長(父親)もいつかは引退します。
その時に、後継者を社長にという話になります。
つまり、後継者は後継社長という人生から
逃げられないのです。
仮に、逃げたとしても、一時的で
最終的には、もっと大変な状況で
責任を負うことになります。
だったら、自分の会社に居続けて、
活躍することが「急がば回れ」で、最善です。
冒頭のAさんは、B社の別会社C社を任されており、
そちらのほうが、仕事として楽しくなり、注力したいと考えています。
そこで、私が
「逃げても、追いかけてくるのが事業承継、
それならば、B社とC社がともに成功する方法を考えよう」
とお伝えしました。
そのためには、自分が現場に出るのではなく、
マネジメントに集中できるように
組織力の強化とマーケティングの構築、
ITによる管理の効率化が必須です。
やることは、山のようにあります。
本業の不動産業では、すぐにできなくても、
任されている別会社では、これらができます。
このように、後継者・後継社長は
自分のやりたい事と引き継ぐ事を
共に成功できる方法を目指してください。
そこに後継社長の腕の見せ所であり、
創業社長とは違う経営力が必要です。
そのための経営知識をしっかり学びましょう。
後継社長の経営には、伝統と革新が大切です。
では、また来週