アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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PMIと事業承継

前回の続きです。

なぜなら、
事業承継もM&Aも
経営者がAさんからBさんに変わる
ということで同じです。

しかも、中小企業であれば
経営者は滅多に変わらないので、
トップ交代は組織に大きな変化と
歪みを生み出すことになります。
これを、リーダー中心に
組織をまとめて、新しい価値観を共有し、
次の目標に全員で進むというプロセスは
事業承継もPMIも全く同じです。

そのために、
組織の精神的安全性を作ることは
リーダーには必須です。

組織が小さいほど、全員が
組織的安全性を感じることが大切です。
そうでなければ、社内は混乱し、
業績も上がりません。

精神的安全性を作るには
「自分のことを聞いてくれる」
という環境をリーダーが作り、
共通のルールにすることです。

そのための手順があります。
詳しくはコンサルの中で
お伝えしているので、
興味のある方は直接メール下さい。

では、また来週

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PMIと事業承継

PMIというコンサル方法があります。

これは、
post
merger
integration
の頭文字で
主にM&A成立後に行われる経営の統合作業です。

事業承継をした後継社長が
M&Aで他社を買収した後に
私もしばしば行う手法です。

今年度より、中小企業庁が
「中小PMIガイドライン」
を定めて、M&Aした会社が
うまくまとまって、
成果を出すことを期待しています。
(昨今の、M&Aブームで買収したが、
成果が出ないという会社が続出)

M&Aが増えると言うことは
その数だけPMIが発生することです。

経営者・後継者の皆さんにとっては
買収した会社を自社になじませて、
目標を達成したいのですが、
統合作業は、非常にエネルギーが必要です。
社風が違う会社を統一するには
心理学の知識が必須になります。
私は心理学や脳科学を使って、
理論的にも感情的にも
PMIを実行し、社内を融和させています。
実のところPMIは
事業承継支援スキルと非常に近いです。

続きは次回の配信でお伝えします。

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謎の会計処理で株価が高くなる。

前回の続きです。

もし、私の所に相談がなければ、
この1000万は後継者が払うか、
経営者の退職金から棒引きされるか、
となります。

社長が借りてもない貸付金の
約束してもいない利息で
経営者と後継者の資産が減るのは
非常につらいことです。

これほど、大きな問題は珍しいですが、
企業によって、会計処理が実情にあってなく
経営者や後継者が不利益をこうむることは
しばしばあります。

後から分かっても
対応策は限定されるので、
まずは、問題が発生しないように
後継者が会計処理の知識を持って、
自己防衛しかありません。

基礎的な知識でいいです。
そして、分からないことは
税理士さんに
「この○○は何ですか」
と、聞けることです。

ほとんど税理士さんは
よかれと思って、処理します。
社長に聞いても、税理士さんが
望んだ答えが返ってこない
と思っているので、
○○だろうと処理をします。

ですから、
正しい知識を持っている
後継者がいれば、
税理士さんもちゃんと話してくれます。

後継者・後継社長には
会計の知識は必須です。
それを学べる時間が後継者時代です。

私も会社に戻って、
最初は分からなかったです。

そして、
中小企業診断士になってから
自社の財務諸表の問題に気づきます。

その後に、税理士さんに細かいことを
質問するようになってから、
会計の精度がグッと上がりました。
自分の目指す強い財務体質が
実現していきました。

私の支援先でも
マーケティングやメンタル強化を
コンサルティングしますが、
やっぱり財務の力は全ての基礎力と
なるので、しっかり教えます。

後継者が経営者になる
第一歩は、財務が分かること
カネの話ができることです。

では、また来週

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謎の会計処理で株価が高くなる。

先日、ある事業承継の相談で
ある会計処理で、株価が高まり、
後継者が困っていました。

それは外注費先払いを
一旦社長への短期貸付金と処理し、
後日にお金を回収できると
短期貸付金を減らすという処理でした。

これだけだと、まだいいのですが、
困ったことに期末に残った短期貸付金に
社長への利息を計上しています。
社長は利息の支払いを知らないので、
未収金として毎年計上しています。
それを20年ほど繰り返すと未収金が1000万に
なっています。

つまり、1000万円分株価が高まったわけです。

これらの経緯を社長に聞いても
「利息など聞いてない」
「経理は税理士に任せている」
「決算書なんか見ない」
とのこと。

具体的な処理方法はこれからですが、
やはり会計処理の知識が
後継者には必須であると改めて感じた事例でした。

続きは次回の配信でお伝えします。

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事業承継の内容より心理学の方が・・・

前回の続きです。

例えば、英語。
中学高校と6年間みっちり勉強したと思います。
これだけ、勉強すると英語を少しぐらいは話せるはずです。
(外国では、話せる人が多いです)

海外旅行のショッピングやレストランで
何とか話せるはずです。

しかし、多くの日本人は外国では全く話せません。
私が学生時代英語の成績はひどかったので、
私より遙かに偏差値のいい大学の方でも
ハワイのレストランで注文すら難しいと言われます。

私は仕事で婦人服を海外から輸入していたので、
滅茶苦茶な英語ですが、自分の意志を
簡単な言葉で伝えることはできます。

これって、必要に迫られて、
使い方を学んだだけです。

これはコンサルティングでも同じです。
例えば、マーケティングを知識として学んでも
その使い方やクライアントへの教え方を
学んでなければ、単なる知識です。
それでは、成果はでません。

ですから、事業承継コーチ養成講座では、
知識とノウハウを一体的に学び、
皆さんに活用しやすいプログラムになっております。

ぜひ、体験セミナーご参加ください。
お待ちしています。

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事業承継の内容より心理学の方が・・・

「事業承継セミナーと思って参加したのに、
事業承継の知識よりも、
心理学などのコンサルティングのノウハウ
がとても勉強になりました」

ある受講生のお言葉です。

体験セミナーでも養成講座でも
私は常に意識していることは
事業承継の知識とコンサルノウハウのバランスです。

知識を学んでいるうえに、
その知識を現場で使えることが
事業承継コーチとして活躍できる
大きな条件です。

誰でも、知識と知っていることが多いのですが、
それを仕事として価値を生み出すぐらいに
「使い方」を知って、実践することは難しいです。

それは、
日本の教育システムは
知識を学ぶことが中心で
知識を使う方法を学ばないためです。

続きは次回の配信でお伝えします。

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論語とそろばんを学ぶ場所は?

 

私の感覚前回の続きです。

私の感覚で言えば、後継者時代に
論語とそろばんに関わるような
両面から学ぶことは非常に少ないと思います。

なぜなら、
経営者としてのあり方や
財務管理の大切さを学ぶ場所を
教えてもらってないからです。
毎日の仕事は熱心に取り組み
その分野の技量はたかまりますが、
会社を経営するためには、
別の知識や考え方が必要です。

経営者としてのあり方は経営理念や人材管理に
繋がりますし、
そろばんは財務管理だけでなく、
マーケティングに関わってきます。

これらは、別々ではなく、
相互の繋がっていることが重要です。
なぜなら、
後継者はこれまでの企業の歴史や強みを
受け取って、次の新しい価値を作り出します。

それには、
理念がなければ、人は動きませんし、
財務収支がなければ、継続できません。

これらを、総合的に学んでください。
私も今年は上記のAさんのような
ベテラン経営者で事業承継経験者と
教育プログラムを作成していきたいと思います。

では、また来週

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論語とそろばんを学ぶ場所は?

「論語とそろばん」
の両方を学ぶことが後継者には必須です。

と、食品製造業の2代目社長Aさんが
実感をこめてお話いただけました。

Aさんはすでに3代目に事業承継した方で、
今後はご自身の経験を世の中に
恩返しするために、私とミーティングしたのです。

「論語とそろばん」は
渋沢栄一氏の言葉として有名です。

経営者には
人としてあり方(論語)が大切で有り、
収益を生み出すこと(そろばん)も重要である。

同じような言葉で
道徳なき経済は害悪であり、経済なき道徳は寝言である
(二宮尊徳)
があります。

偉大なお二人から、現在に繋がる教えです

昔は奉公先の主人が経営(商い)に対する考えや
経営者としてあり方を教えていました。
また明治時代には、商人の子供を対象とした、
専門学校で、商人の心構えやそろばん(計算)に
ついて学んでいました。

しかし、
現在では、これらを学んだ後継者は少ないでしょう。

私も経営が学びたいと大学で経営学部に行きましたが、
中小企業に経営に役立つ内容は非常に少なかったです。
(経済学の基本を数式をつかって学びました。)

ですから、私は経営者のあり方や財務力、
マーケティングや人材育成などは
全て30歳以降に中小企業診断士の資格や
そのほかの専門セミナーで学びました。
費用はかかりましたが、必要な投資です。

続きは次回の配信でお伝えします。

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長期的売上目標は3倍まで

前回の続きです。

なぜなら、
人間は現状の3倍までしか将来をイメージできません。
3羽以上の目標はイメージできずに、達成しません。

もし、3倍以上は目標に定めたとしても、
自分の本心や腹の底では、
ピンときてないので、
目標に向けた具体的な行動ができずに
目標は達成しません。

皆さんも、今の仕事より5倍10倍の
成果を出せる方法を考えてみると、
頭にもやがかかったように、不明瞭でしょう。

これは心理学で分かっていることです。

そこで、私はBさんに
「5倍10倍はすばらしい、では、その前段階で
2倍や3倍の売上は、何年先に達成するかについて
再度検討しましょう」

と、質問しました。

そうすると、2倍3倍なら、
現状の行動量や自分の能力の成長など
具体的に考えることができたようで、
現実的なタイムスケジュールになりました。

このように、知識を知り、
日常の行動に活用する子です。

皆さんも、目標を立てる場合は
3倍までにしてください。
手堅くいくなら、1.5バイトか2倍がお進めです。

どうしても、5倍10倍を目標にしたい場合は
今回のように、まず3倍までのタイムスケジュールを
作成し、その後は達成してから考えましょう。

結果として、急がば回れになりますよ。

では、また来週

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