先日、ある事業承継の相談で
ある会計処理で、株価が高まり、
後継者が困っていました。
それは外注費先払いを
一旦社長への短期貸付金と処理し、
後日にお金を回収できると
短期貸付金を減らすという処理でした。
これだけだと、まだいいのですが、
困ったことに期末に残った短期貸付金に
社長への利息を計上しています。
社長は利息の支払いを知らないので、
未収金として毎年計上しています。
それを20年ほど繰り返すと未収金が1000万に
なっています。
つまり、1000万円分株価が高まったわけです。
これらの経緯を社長に聞いても
「利息など聞いてない」
「経理は税理士に任せている」
「決算書なんか見ない」
とのこと。
具体的な処理方法はこれからですが、
やはり会計処理の知識が
後継者には必須であると改めて感じた事例でした。
続きは次回の配信でお伝えします。