前回の続きです。
そして、もっと重要なことは
後継者が自分の会社の株を『買った』
という、意識が芽生え、
自分の会社として、責任感が強くなります。
これは、当事者しか分からない感覚かもしれませんが、
誰でも、親からもらったモノより
自分で買ったモノの方が、愛着も責任感も大きくなります。
後継者が経営者として覚悟や責任感を
強くすることに役立ちます。
「私も自分の会社の株は半分父から買いました」
と、付け加えます。
上記の社長夫人にも同じ説明をしました。
ちょっと腹落ちしていないようでしたが、
社長が
「先生、それはええ、息子にちょっと買ってもらう」
と、言って頂き、
その方向で自社株対策のスケジュール
を決めることになりました。
このあたりの感覚は
私の事業承継の経験者として
よく分かります。
事業承継はこんなちょっとした
心理が大切と再確認しました。
では、また来週